港南区日野の横浜市立吉原(よしはら)小学校(堀川憲雄校長/児童数707人)が今年で創立50周年を迎えた。今月12日に記念式典と祝賀会が開かれた。式典では記念品の贈呈や音楽の演奏、記念の共同アート作品の披露などが行われ、児童らが半世紀の節目を祝った。
同校は1966(昭和41)年7月、横浜市立日野小学校吉原分校として開設。翌1967(昭和42)年4月、横浜市立吉原小学校として開校した。校名は江戸時代の地域の村名「吉原村」にちなんで選ばれたという。
この日は、午前中に同校の体育館で児童らによる式典が開かれ、午後は会場をウィリング横浜に移して学校職員やPTA、自治会関係者らによる祝賀会が開かれた。
式典では記念品の贈呈があり、創立50周年事業実行委員の高森政雄委員長から児童に全クラス分の電波時計と図書を増やすための書架が贈られた。各学年がテーマを決めて50周年に思いを寄せたビデオも上映。児童の取組や地域の魅力を紹介したほか、卒業生が小学生の時の友達や仲間の大切さを伝えるメッセージを紹介した。
また全児童の共同作品の除幕式もあり、モザイクアートがお披露目された。今年4月から撮影された児童らの写真3000枚を使って50周年を祝うマスコットキャラクター「はらっこちゃん」を描き出した。
祝賀会には横浜市教育委員会の岡田優子教育長や港南区の齊藤貴子区長をはじめ、歴代の職員やPTA、自治会・町内会関係者、地元選出の議員ら約130人が参加。飲食を楽しみながら、思い出話に声を弾ませていた。
高森委員長は祝賀会のあいさつの席で「子どもたちは未来にとって地域の宝。吉原小学校は日野第一連合会の唯一の小学校であり、様々なイベントを盛大に取り組んできた。これからも学校、家庭、そして地域が一層連携しながら、大切な子どもたちの育成に取り組んでいきたい」と話した。
堀川校長は式典を終え、「地域の人の支援があって学校があることを改めて実感した。この50年の歴史を意識しながら次の世代にしっかりとつないでいきたい」と話していた。
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