下永谷にある特別養護老人ホーム「芙蓉苑」と「サンバレー」で11月15日、港南消防署との合同による消火・避難救助訓練が実施された。
この日は港南署をはじめ、野庭特別救助隊、芹が谷消防隊、両施設の職員約100人が参加。消防車両7台も出場し、緊張した空気の中で訓練が進められた。
芙蓉苑で火災が発生した想定のもと、地上5階建の屋上に避難した要救助者を、サンバレーの駐車場からはしご車やロープで救出。迅速な連携で無事に終了した。
芙蓉苑の小林央(あきら)施設長は「定期訓練は防災意識を高める。自力では歩けない入所者の方も多く、命を守るのは我々スタッフという意識を忘れずに」と職員たちに呼びかけた。
講評で港南署の名取正暁署長は「今日は好条件で訓練できたが、夜間などスタッフ数が最少人数の場合についても今日の訓練で方法をいくつか考えてほしい」と伝えていた。
調理火災に注意
港南署では冬季に入り空気が乾燥することによる火災危険の増加に注意を呼びかけている。
2015年まで10年間の市内の住宅火災原因トップはコンロで、港南区内でも今年1月から9月まで火災には至らないものの「鍋の空焚き」が5件発生している(前年同期1件、速報値)。
同署では「調理中はコンロから目を離さないよう、十分注意を」としている。
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