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さがみはら中央区・緑区 教育

公開日:2026.10.21

障害児向けの「動く」教育 中央区の事業所で実技講座

  • 障害児向けの「動く」教育 (写真1)

 中央区にある重症心身障害者通所支援事業所のメゾンユニコアンサンブルで10月10日、重症心身障害のある子どもの軽運動などを取り入れた療育プログラム、「ムーブメント教育・療法」の初級指導者養成講座が開催された。市内外の療育施設や放課後デイサービスなどで勤務する20人が集まり、学びを深めた。主催はNPO法人日本ムーブメント教育・療法協会。

 ムーブメント教育・療法とは、1970年にアメリカで始まり、運動や遊びを通じて、子どもの発達を支援するもので、日本でも30年ほど前から幼稚園や特別支援学校、療育施設などで導入されている。

 この日は普段車椅子で生活する重症心身障害児がプログラムを体験。車椅子に座ったまま、前後・回転・上下の揺れを生む「車椅子ダンス」や、エアートランポリン、大きい布に寝そべった状態で上下左右に揺らす「ユランコ」などを実施した。受講者は座学と実技を通して身体運動に伴う、脳の活性化や抗重力姿勢の感覚など、子どもの心身の発達にどのように影響を生むかなどを学んだ。同施設の岩野裕一代表取締役は「多くの人が講座に参加したことで、ダイナミックな動きを実際に行うことができた。毎日接している子たちが、今までに見たことない表情や声を出していたので、楽しんでいる様子がうかがえ、効果があることを学んだ」と話した。

 同協会の理事で当日講師を務めた安藤正紀さんは「ムーブメント教育の講座で、子どもと一緒に取り組める機会はめったにない。子どもの表情を見ながら彼らが何を求めているのかを考えて対応するという、実践に近い形で教えることができた」とコメント。

 講座に参加した同施設の職員は「ムーブメント教育について理論的に学び、動的な動きを取り入れることで、子どもたちの可能性を見出せることが分かった。安全を考慮しながら、日常のケアの中でも取り入れていきたい」と振り返った。

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