栄区野七里にある栄プールが来年3月31日に廃止されることが17日、市民局スポーツ振興課より発表された。
栄プールは1976年に竣工。年間で約74000人が利用していたが、2018年度、16年に建築局が行った公共建築物劣化調査では、受変電設備の更新など大規模な改修工事が必要と指摘された。また配管設備などの不具合により、運営に支障をきたす事態が頻発しており、不測の事態がいつ発生するかわからない状況となっている。さらに、市内にある屋内プールの中でも利用者が少ないことなどもあり、廃止が決定した。
市民局では、栄プール廃止後は、港南台にある港南プールを利用するようにと呼び掛けている。
港南プールは2016(平成28)年から2年間にわたり耐震改修工事を行ってきた。耐震性の向上や老朽化した設備の更新など、栄プール廃止を視野に入れた改修が行われてきた。港南プールは年間で約11万人が利用しており、ピーク時には約20万人が利用していた時期もあることから市民局では「栄プールの利用者を受け入れても港南プールでの施設の規模的な問題は発生しない」と説明している。
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