4月から下永谷地域ケアプラザの所長に就いた 会田 一貴さん 東京都内在住 37歳
誰もが緩やかに繋がりを
○…この春、港南区の下永谷地域ケアプラザの所長に着任した。それまでの1年半は栄区の笠間地域ケアプラザで所長を務めたが、新型コロナの影響で思うように動けず、「地域に出ていけず、住民のみなさんとあまり接点を作れなかったのが残念だった」と振り返る。社会全体で今までの当たり前が見直される中、「ケアプラザもどうやって地域の人たちと関わっていけるかを考える時期」と語る。
○…地域ケアプラザは横浜独自の施設で、住民に身近な福祉・保健の拠点と位置付けられている。そのため「どれだけ地域に根付いたものになれるか。顔の見える関係の中で話をして、あって良かったと思ってもらえるものにしたい」と話す。重要視しているのは多様な価値観の尊重だ。「みんなで集まりたい人もいればそうでない人もいる。誰もが緩やかに繋がれるケアプラザに」
○…東京都出身。商学部を卒業し、以前は営業マンとして働いていた。転機は30歳の時、通信で社会福祉士の資格を取得して福祉の道に進んだ。「小さい頃から祖父母が身近だったので、年配の人の役に立つ仕事をしたくて」。特別養護老人ホームや地域ケアプラザを運営する社会福祉法人「同塵会」に入職し、総務などを担当してきた。「地域のことも福祉のことも日々学ぶばかりです」と謙虚にはにかむ。
○…学生時代はアメフトに汗を流し、今もスポーツ観戦は気分転換に。「野球でもボクシングでも、負けたら終わりという緊張の一戦が好きなんですよ」。休日は2人の娘と外で体を動かす時間を大切にしている。「リーダーなんてとんでもない。職員が働きやすい環境を整えるのが役割。それがおのずと、利用者さんのためのサービスにも繋がるはず」
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