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港南区・栄区 ピックアップ(PR)

公開日:2026.06.25

不登校からの再スタート。開校半年を迎えた「横浜きりん学園」では、「学校、楽しい」の声も。「食育菜園」で五感を刺激し、社会性を育む。/【神奈川県内初 小中一貫の学びの多様化学校】

  • 「屋上のふわふわドーム」でおおはしゃぎ

    「屋上のふわふわドーム」でおおはしゃぎ

それぞれのペースで。25人が通う温かな学び舎

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校庭には「きりんの丘」、「きりんファーム」も

 開校から約半年。横浜きりん学園には2〜7年生まで25人の児童・生徒が在籍している(26年6月5日時点)。不登校だった期間は、半年から長い子で数年間と千差万別だが、ここでは誰もが自分のペースで安心して過ごすことができる。同校は、一般的な「6・3制」ではなく、小学校6年と中学校3年を緩やかにつなぐ独自の「4・3・2制」(1〜9年生)を導入し、学年の壁を感じさせないアットホームな雰囲気が特徴だ。

 変化が激しく、予測のつかない未来に向かって、子どもが人間らしく生きていけるための「土俵づくり」。「私たちはそこに深いご縁を感じながら、日々歩みを進めています」と話すのは森美佐子校長だ。毎日の学校生活の中で、物事を「自分事」「みんなで取り組むこと」「楽しいこと」として時間と労力をかけていく。森校長は「その地道な積み重ねこそが、自分自身を、そして社会を少しずつ変化させていく原動力になるはず」と思いを語る。

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子どもらが種をまいたふかふかのクローバーの絨毯
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春夏秋冬で野菜が育つ「食育菜園」のイラスト

 横浜きりん学園では、「食育」を大切な一つの「教育科目」として捉え、子どもたちは自然や環境を通じた実践から多くを学ぶ。緑豊かな校庭には、食育菜園「きりんエディブルガーデン」が整備されており、春夏秋冬の野菜を育てている。子どもらがクローバーの種をまいた「きりんの丘」はふかふかの絨毯に。「ひとり一人の個性に寄り添って親御さま含めて学校、児童、家庭の三人四脚で歩みたい」と森校長は優しく微笑む。

「きりんファーム」での食育と体験学習

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「子どもと漬けました」と森校長
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梅ジュース作りの作業も控える
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五感を刺激し、四季を感じる「総合学習」

 横浜きりん学園が最も力を入れているのが、全学年で時間を増やしている「総合的な学習の時間」。教科横断的な探究学習として、「食育菜園」と「会社活動」を柱とした体験学習を展開する。冬は味噌づくり、春はタケノコ堀りなど、取材時は「カリカリ梅」を仕込んでいた。梅ジュースの作業もあり、総合学習の中で、四季を感じることができる。また、校庭の畑「きりんファーム」では夏野菜が育ち、授業ではトマトの「わき芽」を摘んだり苗の剪定をした。「その枝は切っていいよ」「先生、この葉っぱも!」「水やりをお願い」といった活気ある声が飛び交っていた。虫に興味のある児童は、アブラムシやテントウムシの幼虫を見つけるなど、自然の中で好奇心の芽が育まれている。こうした体験は、集団行動への不安を自然と解消するきっかけにも繋がっているようだ。

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花壇のそら豆

 取材時、昼休みには校長室から楽しそうな声が聞こえた。収穫後のそら豆のさやを剥く子どもと森校長らが、作業をしなが「あ、4つ入ってた!」「そら豆は豆板醤の原料になるんだよ」「へぇ〜」。自然とコミュニケーションが増える。 森校長は、「皆で共同作業をすると、会話も活発になります。ひとり一人成長は違いますが、その子のペースで見守っています」と語る。作業後、「さやは校庭にあるコンポストに入れてきてね」という言葉に「はい!」と元気に駆けていく子どもたち。四季折々の食育や共同作業を通じ、最初は不慣れだった子どもたちも自然な形で仲間と協力し、つながる喜びを学ぶ姿が見られた。

1コマ40分、たっぷり50分の休み時間。心理・福祉のプロが支える安心感

 子どもたちが無理なく学校生活のリズムを取り戻せるよう、時間割には独自の工夫があります。通常の1時限は40分に短縮。さらに、自分の課題に集中できる個別学習「こつこつタイム」のほか、昼休み時間はゆったりと「60分」確保され、心と体に優しいリズムを生み出している。大きな特徴が、心理・社会福祉専門職による充実した支援体制だ。授業中も例えば12人が受けた音楽では、教員とアドバイザーがひとり一人の心の動きをキャッチして細やかな指導に生かしている。そして、4時間目と5時間目の間にある「おやつの時間」も楽しみの一つ。この日は、ヘルシーで高タンパクな「凍り豆腐のきな粉トースト」に笑顔がこぼれた。

2027年1月募集に向けて。「まずはご相談ください」

 横浜きりん学園では、教育課程の総時限数は普通教育と同様にしっかりと確保されているため、将来の進路への備えも万全。家族や仲間を大切に思う優しい心と、元気な身体を育みながら、義務教育の9年間をスムーズにサポートしてくれる。「学校に行きづらい」「子どもの個性に合った学びの場を」―。横浜きりん学園(義務教育学校)では「2027年1月転入」に向けた、新たな児童・生徒の受け入れ準備を進めている。「今の学校の環境が合わない」「子どもが自分らしく、笑顔で学べる場所を見つけてあげたい」と考えているのなら、きりんの学び舎の温かな雰囲気に触れてほしい。「心理・福祉の専門職と教職員が連携し、お子様の未来への挑戦を全力で応援いたします」と森校長は話す。オンライン説明会等は下記参照を。

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お問い合わせフォームはこちら

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdKQJCSFXvp-HQAODPLh_Jo-olVw_8xR_QBIcgXGdQ8_ebnQQ/viewform

取材記者の目線

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教室内には小上がりも

 旧庄戸中学校を利用した校内だが、木の温もりを感じるように教室や職員室、校長室、調理室など各所がリフォームされており、温かみがある。「僕はジョジョの漫画が好き」「クラスで飼っているカイコを見にきて」「私は一人で学校に通っている」と、話してくれる児童・生徒も多く、本当にこれまで不登校だったのだろうかと思う場面もあった。学校に行くことが難しい児童・生徒の新たな居場所として、今後、ますます子どもやその家庭の選択肢になり得る環境だと強く感じた。

文部科学省指定 学びの多様化学校 学校法人森学園「横浜きりん学園」

横浜市栄区庄戸3-1-1

TEL:045-410-7757
FAX:045-410-7757

https://kirin.mori.ac.jp/

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