新 春 対 談 港南区「上大岡」から賑わいを発信 企画・制作=たのい一雄政務調査事務所
新たな年の幕明けに「上大岡」で生まれ育った私、たのい一雄(横浜市会議員)は山野井正郎氏((株)山野井代表取締役/上大岡マスタープランの会会長)と「上大岡の再開発事業」や港南区の未来などについて語った。
田野井―これまでの上大岡駅周辺地区の開発について教えてください。
山野井―上大岡駅周辺では各地区が一体的に機能する街づくりを誘導するために駅周辺の約18 ha(※東京ドーム約4個分の広さ)において地元町内会、商店会をはじめ地区住民が中心となり街づくりを進める組織「上大岡マスタープランの会」を1990年代に設立しました。91年からA地区(オフィスタワー、京急百貨店)、97年からcamio(カミオ)のあるB地区、2005年からmioka(ミオカ)のC南地区の開発を進め、いまに至ります。
田野井―昨年発表のあったアーケード型のパサージュ上大岡(上大岡中央商店街)やFUJICITIOショッピングセンターを含む上大岡C北地区の再開発事業について教えて下さい。
山野井―2026年の着工予定で竣工・供用開始が2031年を目指しています。上大岡中央商店街のアーケードの課題や街の回遊性をどのようにするのかなどの話し合いは必要な状況です。
田野井―大規模開発に押され地元商店街が衰退することは何としてでも避けないといけません。商店街が活性化し、上大岡全体の回遊性が高まる開発を模索していき、いまよりさらによい「住みやすい・買い物しやすい・楽しい」まちを目指していきます。港南区の中心地「上大岡」から賑わいを発信し、港南区全体の活気を創出します。
山野井―商店街の活性化につながる取り組みは何かありますか。
田野井―食料品や日用品など物価高騰で逼迫する家計状況を少しでも軽減するため、買い物金額の最大20%をポイント還元する「レシ活VALUE」の第2弾が、本日1月1日から始まっています。横浜市内の居住者であれば参加できますので、港南区民の皆さまも是非、区内の商店街等で買い物を楽しんでください。飲食店やガソリンの利用以外のレシートが対象となっていますので、横浜市ホームページなどで確認をして、是非利用してみてください。
田野井「未来ある子どもに『夢とロマンと感動を』」
山野井―田野井さんは地域の子どものために季節行事を開催しています。その情熱はどこから。
田野井―地元子ども会や港南区子ども会連絡協議会の会長をしています。実家(田野井染工所)のトラックに載せて若い時から地域の子どもを原っぱに連れていき野球などをしていました。子どもの頃に「9の日」に縁日をやっていて、芝居小屋もあった。昭和20年頃に行われていたその催しを復活させたのが「縁日と映画の夕べ」で30年以上にわたり桜岡小で開催していました(※現在はコロナ禍で中止)。そのほか、県戦没者慰霊堂と大岡川の清掃活動、大岡川での鯉のぼり掲揚や七夕飾りなど四季折々を通じたイベントでまちの賑わいを創出しています。子どもと触れ合うとパワーをもらい、元気になるよね。山野井さんも夏の灯籠流しを長年開催していますね。
山野井―8月15日の終戦記念日に戦没者の慰霊と世界平和を願うことなどを目的に始め30年程経過しています。田野井さんもそうだけど、地元のために活動できるのは幸せだよね。
田野井―そう。私はいつも未来ある子どものために「夢とロマンと感動を」を合言葉に活動をしています。そのためにも、今後人口減少局面を迎える港南区や横浜市において、財政の健全化が喫緊の課題と考えます。そこで、IR無き後の横浜の新たな魅力創出に「山下ふ頭再開発」が鍵を握ると考えています。
山野井―具体的には。
田野井―横浜市は現在、同地区の再開発事業に対し、市民意見と事業提案を再募集しています。事業者や各種団体と意見交換をしている最中ですが、リオのカーニバル会場のようなスタンド付きの大型イベントロード整備などを模索しています。新たな横浜の起爆剤となるような事業を見出していきたいです。
山野井―IRに代わる山下ふ頭の再開発は経済界の期待も高いです。是非、実現を期待します。
田野井―港南区では引き続き、野庭や港南台等の大規模団地の再生、上大岡駅のリニューアル工事、桜岡小と下永谷小の建替え、市南部病院の移転など多岐に渡る諸課題を一歩ずつ着実に前進させていきます。今年も市政に全力投球します。
田野井一雄
港南区上大岡西1-10-5 SKビル402
TEL:045-841-3221
FAX:045-843-5024
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