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港南区・栄区 社会

公開日:2026.07.02

栄区 6つの関係機関 テロ対策の合同訓練 連携強化がねらい

  • バスの下敷きになった人を助ける救助隊

    バスの下敷きになった人を助ける救助隊

  • 対象物に近づく爆発物処理隊

    対象物に近づく爆発物処理隊

 神奈川中央交通株式会社の横浜営業所(栄区上郷町)で6月25日、テロ災害に備え、栄区内の関係機関が合同訓練を実施した。来年3月に開催されるグリーンエクスポなどの大型イベントに向けて官民の連携強化を図るのが狙い。今回は消防署、消防団、警察署、横浜栄共済病院、神奈川中央交通(株)横浜営業所に加え、県警の爆発物処理隊が参加した。

2つの場面を想定

 大雨が降る中で行われた訓練は2つのシチュエーションで実施された。最初は「爆発物と思われる物が発見された」という設定。盾などの防具を身に付けた爆発物処理隊が慎重に対象物に近づいて、調査を行った。その結果、爆発物である可能性が高いことが判明したところで最初の訓練は終了。通常、この後はⅩ線による画像解析を行い、爆発物の構造を確認したうえで安全化に向けた適切な処理が行われる。

 次に、バス車内で刃物を持った男性が暴れたことでバスが停留所に衝突し、神奈川中央交通が110番通報。付近にいた人が車両の下敷きになり、車両からの出火も確認されてるという、テロ災害を想定した訓練が実施された。

 最初に、車両から降りてきた容疑者を警察官が取り押さえ、乗客を外へ誘導。横浜栄共済病院のスタッフが応急処置や搬送準備にあたった。その後は消防署員が消火活動を行い、豊田消防出張所の「豊田特別救助隊」が車両の下敷きになった人を救助。各機関が連携して、けが人を病院へ搬送するまでの一連の流れを確認した。

 訓練を終え、栄消防署の藤川泰彦署長は「テロ災害は自然災害以上に予想がしづらい」と対応の難しさを述べたうえで「これをやれば安心ということはないが、今日のように各機関が集まって顔の見える関係を構築できたのは良かった。今後も皆さんと連携を強化したい」と関係者に呼びかけた。

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