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中原区 社会

公開日:2026.06.26

新城センベロ 街に笑顔と活気、2年ぶり はしご酒イベントが盛況

  • 盛り上がる参加者=6月22日撮影

    盛り上がる参加者=6月22日撮影

 武蔵新城駅周辺で、2年ぶりとなるハシゴ酒・食べ歩きなどのイベント「新城1000Bero(センベロ)」が6月21日から25日まで開催された。マップを片手に店を回る参加者の姿が街の随所で見られ、ひときわにぎわった新城の夜は、文字通り熱気に包まれた。

 イベントのコンセプトは「お得で楽しい時間」の提供。各店が工夫を凝らした特別セットを1000円で提供するとあって、初日から多くのファンが街に繰り出した。

 開店前から並ぶ人もいて、見慣れた常連客から、イベントを機に初めて新城を訪れたという人までがグラスを交わした。新城サカバーでグループをつくっていた男性は「初日から2日連続で参加した。いろんな人と出会え、普段は入りづらいおしゃれなバルや、老舗の居酒屋にも気軽に挑戦できるのがこのイベントの良さ」と、手元のマップに次々とスタンプを集める参加者同士で満面の笑みを浮かべた。

負担を分かち合う「商店会」としての再出発

 2年のブランクを経た復活の裏には、運営体制の大幅なアップデートがある。実は一部の実行委員メンバーに負担が集中し、本業との両立の難しさから継続が危ぶまれていた。しかし、「街の活気を消したくない」という思いのもと、新たに商店会的な組織を立ち上げることで持続可能な運営体制へとかじを切った。

 人手不足などの事情により、参加店数こそ最盛期より減少したものの、松本染五郎会長(48)は「嫌で参加しないお店なんて一つもない。だからこそ、参加店もそうでない店も、お互いの事情を思いやりながら、街全体でイベントを育てる空気感が大切」と語る。

 コロナ禍の苦境時、営業短縮を余儀なくされても店を支えてくれた客たちへの感謝は忘れない。イベントを通じて新城のファンを増やし、個人商店が元気になることで街へ恩返しをしたい――。その一念が、店主たちの背中を押していた。

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