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公開日:2026.07.02

港南区黄金メッキ 再エネ導入、市から表彰 環境保護に注力

  • 感謝状を持つ関根さん

    感謝状を持つ関根さん

 港南区日野の(株)黄金メッキ工場はこのほど、事業所内に再生可能エネルギー由来の電力を導入したことで、横浜市から感謝状を授与された。市は毎年、再エネ電力へ切り替えた事業所に感謝状を贈呈しているが、今年は同社が港南区、栄区で唯一。

 市は2050年までの脱炭素化に向けて再生可能エネルギーの普及拡大を進めている。その取り組みの一環として、2023年度から事業で使用する電力を再生可能エネルギーで発電されたものに切り替えた企業を表彰している。再生可能エネルギーとは永続的に利用できる資源である水力や風力、太陽光を活用して作られたもの。

 6月12日には市役所で贈呈式を実施。黄金メッキ工場の代表取締役社長を務める関根玲子さんは平原敏英副市長から感謝状を受け取った。「会社として環境保護に力を入れてきた。取り組みの一環が評価されて、とても嬉しかった」と振り返る。平原副市長は「この度のご理解とご協力は脱炭素社会の削減対して、大きく寄与するもの。心より感謝申し上げる」と話した。

 金属部品の加工を行っている黄金メッキ工場は工場とめっきの技術研究を行うラボの2棟で構成されている。同社は昨年度から再生可能エネルギーなどを活用し、発電時の二酸化炭素排出量が実質ゼロの電力を工場内で使用。これにより、通常の電力よりも料金は高くなった。しかし、同社は2年ほど前に導入した太陽光パネルから得た電力を工場以外のラボなどで使用して電気料金を節約。結果的に会社全体にかかる料金の上昇を抑えることに成功している。

 同社は他にも工場の西側に植物の葉で太陽光を遮るグリーンカーテンや、これまで紙にで手渡ししていた社員への指示をタブレット端末を通して伝え、ペーパーレス化を図るなど環境保護に関する取り組みを積極的に行ってきた。

 「薬品を多く使うメッキ加工は環境に良くないと思われがち」と業界イメージを語る関根さん。

6年ほど前に代表取締役社長に就任した当初から「配慮しているところを見せないと地域や社会全体に受け入れてもらえない」という危機感が取り組みの原動力になっているという。

 今後については「古くなった設備の更新など、他にもやることはある。黄金メッキ工場がこれからも港南区で操業できるように、さまざまなことに挑戦していきたい」と意欲を見せた。

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