港南区・栄区 人物風土記
公開日:2026.08.20
栄区制40周年を記念するコンサートを栄公会堂で開催する太鼓奏者の ヒダノ 修一さん 港北区在住 56歳
18歳での衝撃が原動力
○…40カ国以上で演奏し、世界的なアーティストとの共演歴も豊富な太鼓奏者として長年活躍してきた。現在は新横浜にスタジオを構え、家族と共に太鼓教室を開いている。自らが子ども時代を過ごした栄区で、節目を飾る凱旋公演を8月23日に迎える。「区民が思いっきり盛り上がれる機会にしたい」と意気込みを見せた。
○…幼い頃からピアノを始め、高校はバンド活動に熱を注いだ。転機は音大受験に落ちた時。恩師から「体が大きいから太鼓が向いているのでは」と助言を受け、太鼓芸能集団「鼓童」のコンサートを鑑賞した時に衝撃を受けた。「音の波で会場中が揺れるのが衝撃的だった」。その後、会場でスタッフに直談判。オーディションを経て「鼓童」に入門し、1年の修行の後にソロの演奏家として活動を始めた。
○…原風景は「犬山町の自宅周辺から見える富士山」。「現在よりも家が少なくて見通しが良く、山が近く感じた」と振り返る。演奏家として仕事が少なかった時は栄区役所や町内会に企画書を持参。地域の夏祭りを紹介してもらい、演奏したことも。「今でも区内を歩くと、気軽に声をかけてくれる」。他にも母校である矢沢小の閉校イベントに出演するなど、世界で活躍しながら地元に目を向けてきた。
○…約40年、太鼓と舞台に立ち続ける理由は「あの時の衝撃を再現して多くの人を楽しませたいから」。太鼓の演奏のみならず、コンサートの企画なども精力的に行い、太鼓を知らない人にその魅力を届けようと邁進している。今後の目標は「現状維持」と語り、「太鼓は体力勝負な部分もあるので、少しでも長く続けることを目指したい」と語る。18歳の時の感動を原動力にこれからもバチを握る。
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