今年度、地元との関係を深めようと総合学習で地域防災について学んできた一本松小学校=西区=の6年1組。その集大成として3月10日、地区のおまつりに合わせて1年間の取組みを発表し、学区内の8自治会に手作りの防災頭巾を贈呈した。
防災頭巾は保護者などから寄贈された200枚近いタオルを縫い合わせて児童が作ったもの。避難所でタオルとして使えるよう、あえて簡単な縫い方にしているのが特徴だ。第3、第4地区にまたがる同校学区の各自治会に、10〜15個ずつ配られる。
おまつりの開会式の中で行われた贈呈式には自治会を代表して第4地区自治会連合会の林和明会長が登壇。児童から受け取った頭巾をさっそく被ってポーズをとると、訪れていた住民からは笑い声があがった。
林会長は「子どもたちが地域防災について学んでくれるのは心強い。知識を身につけて、中学生になったら地域防災の力になってくれるとさらに心強い」と話した。頭巾の使い道は自治会ごとに任されるが、おおむね自治会館に配備される予定だ。
6年1組では地域との関係を深めようと、防災をテーマに1年間総合学習に取り組んできた。その中で地域の高齢化や道が狭いことによる大規模火災のリスクなどを把握。自分たちにできることとして、家庭科の学習を活かした今回の防災頭巾贈呈につながった。
幼稚園保育園には防災すごろく
この他にも、親子で防災に関心を持ってもらおうと地震発生時の避難場所などを書き込める防災すごろくを作成。防災用の備蓄品や避難時の注意点などがゲーム形式で学べる。こちらは同校児童や地域の幼稚園・保育園に12日に配布された。
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