横浜ベイシェラトンホテル&タワーズのバーテンダー・鮎川創(はじめ)さん(30)が5月19日に開催された、一般社団法人日本ホテルバーメンズ協会(HBA)東京支部主催の「第12回創作カクテルコンペティション」で総合優勝(東京都知事賞)と、技術や味覚共に最高位に与えられる「作品賞」を受賞した。W受賞は同大会初の快挙となる。
大会はHBA東京支部の主催で、年に1度開催されているもので、東京の島しょ地域の飲食材を1つ以上使用した創作カクテルで競われる。これまでは会場の来場者による投票のみで優勝が決まる大会だったが、今回は令和最初の大会ということから、技術と味覚で決まる第1部審査で37人を15人に絞り、来場者の投票による第2部との合計点で争われた。鮎川さんは第1部審査をトップで通過。第2部審査でも高得点を積み上げ、総合優勝を果たした。
小笠原リキュールに八丈島の麦焼酎
カクテルを創る際、ネーミングから決めるという鮎川さん。外国人になじみ深い大文字の「TOKYO」に、令和を祝う意味と、東京島しょの魅力を集めた「ブーケ(花束)」をイメージし、「TOKYO Bouquet(トーキョーブーケ)」とした。
小笠原パッションフルーツリキュールと「相性が良かった」というジャポネ桜のリキュールをベースに使用。様々な組み合わせを模索した結果、八丈島の麦焼酎「島の華」を合わせたことで「見た目の可愛らしさと裏腹に奥行きのあるしっかりした飲み口に仕上がった」という。大会では審査員に「レシピを見て、このカクテルだけ気になった」と言わしめるほど、際立つ存在感で高評価を得ていた。
優勝カクテル期間限定で提供中
大会の優勝者に与えられる栄光のブルージャケット。憧れの先輩たちと同じジャケットに自分が袖を通していることに「不思議な感覚になった」と鮎川さん。バーテンダーの先輩でもある同ホテルの前川大輔マネージャーが喜んでくれたことが優勝と同じくらい嬉しかったという。
同ホテルのバー「ベイ・ウエスト」ではこれを記念し、優勝カクテル「トーキョーブーケ」を来年3月末までの期間限定で提供している。
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