神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2020年4月9日 エリアトップへ

母子保健コーディネーター 市、全18区で運用開始へ 産前産後の支援充実

社会

公開:2020年4月9日

  • LINE
  • hatena
対応するコーディネーター(右)
対応するコーディネーター(右)

 横浜市は、妊娠期から子育て期にわたる切れ目ない支援の充実を目指し、2017年から進めてきた「母子保健コーディネーター」の配置を、市内全18区で完了させる。5月には新規7区での運用を始め、全市体制での子育て家庭の産前産後サポートをスタートさせる。

 母子保健コーディネーターは、看護師や保健師、助産師の資格を持つ人で、妊娠初期から産後にかけてのさまざまな相談に継続的に対応する専門職。市は新たに、港南区、栄区、瀬谷区、鶴見区、西区、保土ケ谷区、緑区の福祉保健センターこども家庭支援課窓口に計14人のコーディネーターを各区1人から最大4人配置する。

 4月2日、3日には研修が行われ、新コーディネーターが妊産婦への説明に必要な知識や行政サービス情報等を座学で学んだ。また、「妊娠したが産みたくない」「サポートがない」など対応が難しいケースを想定したグループワークを実施し、実際の面接・相談の流れを確認した。

接点増やし、寄り添う

 市こども青少年局担当者によると事業開始前は母子健康手帳を渡した後に、妊産婦と接点を持つことが難しいケースもあったという。そこで、専属のコーディネーターを配置することで、手帳交付時に妊婦らとの面談で出産や子育ての不安を聞き出し一人ひとりの状況にあった情報を提供。さらに、妊娠・出産・子育てマイカレンダーで各健診や両親教室の日程を確認し、利用者と一緒に今後の予定を組みたてることを可能にした。

 市は17年に泉区、都筑区、南区の3区でモデル事業をスタートさせた。モデル実施を検証し、翌年に旭区、金沢区、港北区にも配置。さらに、市は19年度から5区を追加し、今年度の全区配置を決めた。

 コーディネーターの鈴木梓さんは「意見を押しつけずに利用者様がどうしたいかを傾聴している」と寄り添った支援に注力。市こども青少年局親子保健担当課長の丹野久美さんは「安心して妊娠、出産を迎え、子育てへのスタートを切ってもらいたい」と市民への利用を促している。

中区・西区・南区版のトップニュース最新6

3団統合し新体制に

中消防団

3団統合し新体制に

大規模災害への備え強化

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

50年後 中・西区は増

横浜市人口推計

50年後 中・西区は増

南区は2万9千人減

4月11日

文化の発展担い60周年

横浜市民ギャラリー

文化の発展担い60周年

アートを親しむ場に

4月11日

連携で火災被害最小限に

南区の小中学生

連携で火災被害最小限に

冷静対応、消防署が感謝状

4月4日

「今昔かるた」が完成

西区

「今昔かるた」が完成

歴史や魅力の発信へ

4月4日

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる 三浦市文化

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

中区・西区・南区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook