横浜市教育委員会が7月20日、独自に策定した「横浜市におけるGIGAスクール構想の方向性」=中面に関連記事=を推進するため、(株)LoiLo(ロイロ)=中区北仲通=と教育活動支援の連携協定を締結した。
横浜市では全ての市立学校(小学校、中学校、特別支援学校)の全児童生徒と教職員へ1人1台端末の整備が進められている。今回の連携協定により、LoiLoが開発した学習支援システム「ロイロノート・スクール」(以下ロイロノート)の運用を開始。同社では全児童生徒・教職員のアカウントの発行やシステム利用の無償提供、活用に必要な教職員への研修を行うほか、出欠の連絡など学校と家庭の連絡調整に使える新しい機能も市と共同で開発していくという。
ロイロノートは現在西区のみなとみらい本町小学校をはじめとする市内5校で実証が行われ、授業や課題提出などに活用されている。現在全国で5000校以上が導入。
全国のモデルケースに
横浜市役所で行われた締結式に出席した鯉渕信也教育長はGIGAスクール構想の実現にあたり、クラウドサービスを進めることの重要性を話し、「教職員の研修なども支援いただけるということで大変有難い」と感謝した。LoiLoの杉山浩二代表取締役CEOは、「地元企業として横浜市の教育の情報化に協力できることは、嬉しくもあり同時に責務も感じている。これまでに全国の学校で蓄積してきたノウハウを生かし、全国のモデルケースになれるよう力を尽くしたい」と話した。
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