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地域住民集う「菜園」に 浅間町に新たな交流拠点

コミュニティ社会

掲載号:2021年1月28日号

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菜園は鳥が翼を大きく広げたようなパーゴラが目印。左から中村さん、今井さん、嶋根さん
菜園は鳥が翼を大きく広げたようなパーゴラが目印。左から中村さん、今井さん、嶋根さん

 屋外で行う野菜作りを通して地域の人たちが集える場を作ろうと、西区浅間町エリアの住民が動きだした。宮ケ谷にある住宅の一角を地域の菜園として開放し、コロナ禍における新たな交流拠点を目指している。

 その拠点となる場所は、浅間下交差点近くにある今井嘉江さん宅のウッドデッキ。人目をひく木製パーゴラ(日陰棚)は、建築家の浅沼秀治氏=中区在勤=が設計したもの。10月から工事を始め、12月に完成。高齢者でも立ったまま楽に作業ができるプランターを設置、年明けから野菜やハーブの苗の栽培が始まった。菜園前の掲示板などで地域開放の日を告知し、事前申込制で人数制限をしながら活動を行う。主に、浅間町周辺の地域住民が対象だ。

コロナ禍 屋外に着目

 きっかけはコロナ禍での外出自粛。元々青少年支援に携わっていた今井さんは「人と会えないなか、子どもやその保護者の孤立感や不安が少しでも解消できるように」と、知り合いの農家から分けてもらった野菜を自ら子育て世帯に配達。その野菜で料理した写真をSNS上で共有して家族間の交流を行う取組や、集まった写真でレシピ集(http://jiza1.jp/to/で公開予定)を作成するなどコロナ禍でも繋がり合える仕組みを構築した。

 しかし人との交流が絶たれ、孤立している人は他にも沢山いる。密にならない屋外で、地域に住む人たちがどうしたら自然に集えるかを考えた時、自宅の庭をみんなで育てる「菜園」に開放することを思いついたという。1998年に自宅を開放し、青少年支援拠点「シャーロックホームズ」を開設した今井さんならではの発想だ。「自分も家にいることが多くなり、再び人が集える拠点を作りたいと考えた」と思いを語る。拠点運営はその取組に賛同した地域住民やシャーロックホームズのOBらが担い、自身は裏方に回る。

 レシピ集の製作が縁で菜園の運営に携わることになった嶋根華子さん=浅間台在住=と中村仁美さん=宮ケ谷在住=は「小まめに世話をする必要がある野菜作りは外出のきっかけや、地域の人と話すコミュニケーションツールになる」と話す。実際水やりなどをしていると地域の人が自然と声をかけてくれるという。「コロナ禍でも地域住民が楽しめる拠点にできたら。畑での農作業体験や、落ちついたらワークショップも企画したい」と夢を描いている。
 

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