横浜市の予算や財政状況を紹介する『ひと目でわかる横浜の財政』が4月5日、市のウェブサイトに公開された。今まで冊子とウェブの双方で発信していたが、今年度からウェブ閲覧に一本化。市が進めるペーパーレス化に対応したものだ。市民情報センターと各区の広報相談窓口では紙媒体での閲覧ができる。持ち帰り不可。
同広報は、一般向けと子ども向けの2パターンで作成。一般向けの資料には、横浜を拠点に社会活動を行う学生団体「RCE横浜若者連盟」のメンバー5人が出演している。新型コロナ感染対策に関わる財政運営の取組などで同団体の学生が質問し市が回答する、Q&A方式で表現。同団体の川内美月さんは「横浜の財政が身近になりました。登場する私たちの表情の変化にも注目して楽しんでいただければ」と呼びかける。
小学生のタブレットに
子ども向けの資料は、今年度から小学校に1人1台導入されたタブレットから閲覧できるように教育委員会と調整し、小学6年生に順次配布される予定。資料は、サッカーJ1、横浜F・マリノスの公式キャラクター、マリノスケが登場し、税金の仕組みや使い道について解説している。
市の担当者は「幅広い世代に市の財政を知ってもらえるように、周知していきたい」と話す。
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