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公開日:2026.06.25
大岡川水系下流域 活性化ビジョン策定へ 「まちを豊かに」、市が素案
中区と南区にまたがる吉田新田の干拓地周辺を流れる大岡川水系下流域の活性化を目指す「よこはま水辺ビジョン」の素案が6月5日、横浜市から発表された。「水辺からまちを豊かに」を掲げ、水辺での体験や防災機能強化を意識した内容になっている。現在、市民意見を募集中で、秋には確定する。
江戸時代に吉田新田が干拓され、大岡川、中村川、堀川、堀割川は人工河川として形作られた。関内から関外へ続くまちの骨格として、市民に親しまれている。
県と市は2000年に「大岡川河川再生計画」を策定。その後は桟橋や親水施設、遊歩道といった水辺の整備が進められている。5月には、石川町駅南口側の中村川沿いに大岡川水系では6カ所目となる桟橋が完成した。近年は大型ボードの上に立ってパドルを漕いで進む「SUP」やカヌーなどの活動も増え、毎年秋に行われる「よこはま運河チャレンジ」など、水辺を使うイベントも活発になっている。
素案の対象地域は、北仲通地区から元町・中華街地区を結び、そこから南区方向へ向かい、蒔田公園地区までと堀割川が流れる八幡橋周辺の磯子地区まで。
「体験」や「防災」意識
これまで蓄積してきたハード・ソフトの両面を基盤としながら、地域全体の活性化を目指し、「水辺からまちを豊かに」というビジョンを掲げる。目指す水辺の姿として、▽癒し▽まち▽体験▽舟運▽催し▽防災―の6つの切り口を提示。心がやすらぐ、川を感じられる、体験ができる、災害時に役立つなどの将来像を描く。
活性化へ向けた「みんなで取り組むための基本姿勢」として、多様な主体の参加機会を創出する、まちの歴史と個性を尊重する、自然環境を守り、癒しの空間としての水辺を大切にするなどを掲げる。
新組織立ち上げも
ビジョン実現に向けては、対象地域全体をマネジメントする新組織を立ち上げる予定。すでに地域内で活動している「川の駅運営委員会」などと一体となって取り組みを推進していく。
素案に対する意見募集が7月6日(月)まで行われている。秋頃にはビジョンを策定する。
管轄する市都市整備局は「地域・事業者・行政が一緒になって、より魅力的な水辺を育てたい」としている。問い合わせは同局関内関外事業推進課【電話】045・671・4247。
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