八王子 教育
公開日:2026.06.25
謎解きで知る 街の魅力 南大沢中2年生が挑戦
市立南大沢中学校の2年生が6月12日、南大沢エリアを舞台にした「謎解き街歩き」に挑戦した。この謎解きは、現在の3年生が昨年度にSTEAM教育の一環として、「まちづくり」をテーマに約4カ月をかけて作成したものだ。
STEAM教育は科学、技術、工学、芸術、数学を横断的に学ぶことで、複雑化する社会課題に対応できる人材を育むことを目指す学習。文部科学省が推進し、市内では同校を含む2校が研究推進校として、大学や企業などと連携した取り組みを進めている。
賑わい創出
同校では昨年度、南大沢スマートシティ協議会の事務局を担う(株)多摩ニュータウン開発センターの市川健さんを講師に招き、当時の2年生が街に賑わいを生むための謎解きづくりに挑戦。完成した謎解きは今年3月から一般公開され、南大沢のマップや生徒考案の謎が載った四つ折りのパンフレットが南大沢駅前などに設置されている。市川さんによると、挑戦者からのアンケートは「とても好評。謎解きを通じて初めて知ったスポットがあるという声もあった」という。また「地域の文化や歴史を盛り込んでは」、「ストーリー性がほしい」といった改善案も寄せられた。
次は作り手に
この日の謎解きには生徒約55人が参加。10班3コースに分かれ、1班に1台配られたスマートフォンで問題の確認や解答、ヒントの取得を行いながら南大沢の街を巡った。先輩たちが考えた難問に頭を抱えながらも、仲間と力を合わせて正解を導き出して飛び上がって喜ぶ姿も見られた。全問正解して記念品を手に入れた班もあれば、あと一歩のところで時間切れになった班もあった。
体験後、生徒たちからは「設問をもっと分かりやすくした方が良い」「文字入力の切り替えに苦戦したので、回答は切り替え不要にしたい」「昔の地図と重ね合わせる問題を作ったら面白いかも」など、次の一手を見据えた意見が次々と出た。今回の体験を参考に、今度は自分たちが新たな謎の作り手側へと回る。
「昨年度の謎解きは評判も良かったが、何より地域の協力を得られたことが大きな収穫だった」と語る学年主任の漆畑拓也教諭は「子どもの発想は、時に大人をもハッとさせることがある。今年の2年生たちにも、ぜひ多彩でユニークな謎を考えてもらいたい」と期待を寄せた。
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