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公開日:2026.06.18
本牧 気まぐれ歴史散歩 99 エリアⅩ 根岸に残されている接収地
令和8年(2026年)6月30日、エリアXと呼ばれていた米軍根岸住宅地区が日本に返還されます。第二次世界大戦終戦から81年、エリア1・エリア2と呼ばれていた米軍横浜海浜住宅、すなわち現在の新本牧地区の返還(昭和57年3月31日返還)からも44年が経過しています。エリアXに住んでいた米軍家族が平成8年(1996年)に金沢区と逗子市にまたがる米軍池子住宅へと転居を始めてからも30年が経過しました。
1990年代初頭に起きたバブル崩壊までは所有していた土地で相続税を物納することが一般的に行われていたので、いつ返還されるかわからない接収された土地で相続税を支払う人も多くいました。物納された土地が国有地になったことで、現在も返還された土地は国有地と民有地がモザイク状に入り乱れた状態となっています。戦前はほぼ100%民有地だったエリアXの土地も、現在ではおよそ63・5%が国有地、36・5%が民有地です。民有地をどのように返還し国有地をどのように活用していくのかは確定していません。エリア1・2では、道路用地や公共用地確保のため、多くの地権者が25%、一部の地権者は35%の土地が返してもらえず、残り分の土地を区画整理された土地と交換する方法で返還が行われました。地権者にとっては辛い返還となりました。
本コラムは今回で最終回です。長い間、ご愛読いただきありがとうございました。◆文/横浜つながるヒストリー 歴史水先案内船艦長・相澤竜次
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