横浜水上警察署長菅 健司さん
港町横浜を象徴する海など、水域が管轄エリアの97％を占める。「歴史があり、一方で新しい商業施設ができるなど日々発展し続けている。新旧両方の魅力を併せ持つエリアの警察署で勤務出来ることを大変光栄に思うとともに、重責に身が引き締まる思い」と話す。
山下ふ頭や象の鼻パーク、赤レンガ倉庫、ハンマーヘッドなどには全国から多くの観光客が訪れる。海上の船から振り込め詐欺や交通事故を注意喚起する活動は、水上署ならでは。歩行者の注目を集め訴求力が高いとし、観光地から発信することで全国の人々に波及できればと考えている。
最近の問題は、海沿いの新港エリアで行われているスケートボード。専用施設での利用を促し、釣りや水上バイクなども「ルールとマナーを守って」と呼びかける。
綾瀬市出身。父と同じ自衛隊に入ることも考えたが、ドラマ『太陽にほえろ！』のジーパン刑事に憧れて警察官に。緑警察署で交番勤務の後、鶴見署で念願の刑事に。伊勢佐木署には２度配属。生活安全課で違法風俗店や賭博を取り締まり、県警本部でもその手腕を発揮した。
現在は公舎暮らしで、休日の楽しみは、横浜の歴史散策やグルメスポット巡り。趣味は「筋トレ」だといい、ジムに通って健康を維持しているという。「『元気があれば何でもできる』ではないですが、心身共に健康で、明るく。被疑者に負けないぞという気持ちで日々トレーニングしています」と笑顔。市民や来街者の安全・安心を守るため、署員一丸となって全力を尽くしていく。
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