戸部本町在住の早瀨久美さん(47)が、5月にブラジルで開催された聴覚障害者の国際スポーツ大会、第24回夏季デフリンピック競技大会において、マウンテンバイククロスカントリー種目で銀メダルに輝いた。6月3日には夫の憲太郎さん(49)とともに西区役所を訪れ、菊地健次区長に結果を報告した。
4年に一度開かれる同大会。久美さんは同種目で、前々回、前回と連続で銅メダルを獲得。報告を受けた菊地区長は「3大会連続のメダル獲得は素晴らしい。快挙ですね」と称えた。
久美さんは競技用マウンテンバイクを区役所に持ち込み、サドルが伸び縮みする機能やサスペンション(緩衝装置)機能などを紹介していた。
一度も転倒せず
8カ国11人の選手が出場したクロスカントリー(女子)は、1・5Kmの区間と4・5Kmの周回コースの4周で競った。「3位以上になりたい」と練習に励んできた早瀨さん。体力面での心配は尽きなかったが、これまでの経験と他の選手の特徴を把握することで、レースを有利に展開することができた。また、一度も転倒しなかった自身のパフォーマンスに自信が持てたという。
夫の憲太郎さんも自転車競技の3種目に出場。入賞はかなわなかったが、久美さんのチームメンバーとして、自転車のメンテナンスを担当するなど、サポートしてきた。久美さんは「チームメンバーの支えがあってこその結果」と話した。
薬剤師でドーピング専門家の資格を持つ久美さんは、今後とも自転車競技を継続しつつ、薬剤師としてもスポーツに関わり続ける意向だ。
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