トップインタビュー 「地域に根ざす施設を設計し50年」 株式会社コア建築設計工房 須永 信一 代表取締役会長
-今年5月に創立50周年を迎えました。
「34歳で創業してから、あっという間の月日でした。経営が軌道に乗るまで苦労しましたが、社員をはじめ、多くの方に支えられて50周年を迎えられましたので、とても感謝しています」
―建築設計会社を設立した経緯は。
「周りの友人が独立して設計事務所を立ち上げている姿を見て、自分で会社を経営したいと夢を持ちました。東京都内での創業も考えましたが、子どもの頃から地縁のある横浜で挑戦しようと決めました。会社員とは違い、採算を立てて経営していくのは本当に大変でした。正月の三が日以外は休まず、必死で働いたのを思い出します」
―保育園や幼稚園の園舎の設計が多いですね。
「戸建てや事務所など幅広く設計しようと営業活動をしていましたが、なかなか軌道に乗らず悩んでいました。そんな時に、中学校の友人から横浜市の職員を紹介してもらったことで、保育園の園舎を設計する仕事に巡り会えました。2000年以降は、横浜市の保育園や幼稚園、小学校を設計することが主要事業となりました。中区の立野小学校も当社が設計したんですよ。きっかけをくれた友人には感謝しています。横浜で創業を決めて、よかったです」
―事業を進める上で大変だったことは。
「保育園や幼稚園を新たに建てるとなると、地域住民の理解を得るのが難しく事業を進めるのが大変でした。何度も市の職員と足を運び、納得いただけるよう根気強く説明を繰り返しました。最終的には、納得いただいたのですが、その経験を通じて何事も誠実に対応する大切さを学びました。今でも社員には、誠実な人であることの大切さを伝えています」
―今は小学校の建て替え事業に参加していると聞きました。
「老朽化などで建て替える学校施設が増えています。当社も鶴見区の小学校の設計監理を担っています。8年がかりのプロジェクトですが、未来の子どもたちが育つ環境を整える大切な役目ですので、社員全員で力を合わせて、良い設計ができればと思っています」
―今後の展望は。
「これからも同じように保育園や幼稚園の新築や建替えの設計を展開できるかわかりません。高齢化社会を迎えていますので、高齢者向けの施設の設計工事監理も目指していきたいです」
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