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中区・西区・南区 文化

公開日:2026.05.21

本牧 アートと地域の交流拠点に 「さくらの家」がオープン

  • ホワイトを基調とした空間の中央奥に廻り階段を配した1階ギャラリー。来場者と話をする鈴木さん(写真奥)

    ホワイトを基調とした空間の中央奥に廻り階段を配した1階ギャラリー。来場者と話をする鈴木さん(写真奥)

  • 中庭のモザイク壁画「音の壁」(宮内淳吉作)は、かつて五反田の「ゆうぽうと」に飾られていたもの。閉館に伴い保存されていたものを移設した

    中庭のモザイク壁画「音の壁」(宮内淳吉作)は、かつて五反田の「ゆうぽうと」に飾られていたもの。閉館に伴い保存されていたものを移設した

  • 茶道裏千家准教授でもある鈴木さんが「茶道文化を普及させたい」との思いで設けた茶室。茶道体験や教室も行っている

    茶道裏千家准教授でもある鈴木さんが「茶道文化を普及させたい」との思いで設けた茶室。茶道体験や教室も行っている

  • 「プロのアーティストだけでなく地域の方にも気軽に利用してもらえたら」と鈴木さん。地域に開かれたギャラリーとして、今後はアートイベントの開催なども予定している

    「プロのアーティストだけでなく地域の方にも気軽に利用してもらえたら」と鈴木さん。地域に開かれたギャラリーとして、今後はアートイベントの開催なども予定している

  • 築50年以上の民家を改装した「さくらの家」

    築50年以上の民家を改装した「さくらの家」

 三溪園に続く本牧桜道沿いに5月13日、アートスペース「さくらの家」=中区本牧三之谷20の9=がオープンした。

 館内はギャラリーのほか、大小4つのアトリエ、中庭、茶室が併設されている。立ち上げたのは、今年3月まで横浜市芸術文化振興財団に勤務し、横浜美術館の開館や横浜トリエンナーレの運営など、横浜の芸術文化振興に第一線で携わってきた鈴木慶子さんだ。

 鈴木さんは、かつてファッションデザイナーを夢見ながらも家業のために断念した叔母から、この一軒家を譲り受けた。長年障害者のグループホームに貸し出していたが、2023年に退去。駅から離れた場所で活用に悩む中「アートに携わる自分に期待を込めた、『社会貢献のために見守ってほしい』という叔母の最期の言葉がずっと心に残っていた」

 そんな折、14年ぶりに再会した美術家・稲吉稔さんの言葉が後押しとなり、アートスペースの開設を決意。建築家や彫刻家など、今まで仕事で関わってきた多くの人たちの協力を得て、2年をかけて再生させた。名前はグループホーム時の「さくらの家」を継承した。

 鈴木さんは財団勤務時代から「作家と見る人、地域とアートをつなげたい」という思いが強かったといい、「この場所が芸術と地域の交流拠点になれば」と願っている。来場者の1人は「本牧にギャラリーがなかった。住宅地の中に気軽にアートに触れられる場所ができてうれしい」と喜ぶ。

横浜ゆかりの画家が個展

 開館記念企画として6月30日(火)まで、中区にアトリエを構える画家・曽谷朝絵さん=西区=の個展を開催。光と色彩に満ちた作品で国内外から注目を集める曽谷さんが、高さ2・3mの大作を含む新作油彩画約10点や、色鉛筆ドローイング約80点を展示。明るい自然光溢れる館内で、まるで森をめぐるような感覚で鑑賞することができる。ワークショップや茶室で抹茶の提供(600円)も。入場無料。10時〜18時。月曜休み。(問)【電話】045・307・4788

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