保土ケ谷区 社会
公開日:2022.03.17
「大きくなって戻ってきてね」
帷子川に鮭の稚魚を放流
東日本大震災で被災した岩手県山田町の漁協から譲り受けた受精卵からふ化した鮭の稚魚が帷子川に放流されている。同町出身で上菅田町に暮らす石崎久仁王さんの呼びかけで集まった有志らが震災から2年後の春から取り組んでいるもの。
帷子川はかつて「横浜で一番汚い川」と呼ばれた。取り組みは東北の震災からの復興を願うと同時に近年、アユの遡上が確認されるなど豊かな環境を取り戻しつつある同河川の状況を地域住民らに知ってほしいという狙いがある。今年度は2500個の卵を譲り受け、昨年12月から区内の幼稚園や保育園、小・中学校、高校など32カ所が「里親」となり、稚魚を育てていた。
例年は川辺町の親水広場で大々的な放流イベントが催されているが、コロナ禍のため、昨春に続き中止に。協力団体がそれぞれ稚魚を放つ形となった。
7日には天王町の幼稚園の園児らが親水広場から大切に育て6cmほどに育った稚魚を放流。「大きくなって戻ってきてね」などと声を掛けながら、海へ向かい旅立つ稚魚の姿を追った。
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