中央連合町内会などの会長を務めており、峯小学校の学校運営にも携わる 中西 義宣(よしのり)さん 峰岡町在住 85歳
新旧の視点で交流育む
○…峰岡町一丁目町内会の会長を務めるほか、16の自治会町内会で構成される中央連合町内会の舵取り役を11年前から担っている。昨今のデジタル化に理解を示す一方、「人と直接会って話すことで、相手の表情の変化などから気持ちを読み取ることができる。全てがデジタル化になるのは寂しい」とつぶやく。
○…香川県出身。28歳から峰岡町で暮らしているが、会社員時代は地域に目を向ける余裕がなかったという。60歳で定年を迎え、「趣味でも見つけて自由に生きよう」とプランを練る中、同一丁目町内会の婦人部に入っていた妻の縁で町内会の役員に。プランが崩れて気落ちしていたが、「近所で買い物中、多くの地域住民に声をかけられる妻を見て、自分も隣近所との交流を大切にしたい」と考えを改めた。2006年に町内会長に就任。メールだけでなく対面での話し合いを大切にして、チームで運営に取り組む姿勢を貫く。
○…今年創立100周年を迎えた峯小学校には3人の子どもたちが通った。峯小、帷子小、宮田中学校の校長や地域住民らで組織される学校運営協議会の委員長を務めており、子どもや教職員を取り巻く教育環境が充実するように意見を述べる。「教育体制を整える一助になりたい」と責任感をにじませる。
○…町内会の担い手不足を改善しようと昨年、同一丁目町内会では行事の準備などを手伝ってくれる住民をLINEで募る「協力委員」という取り組みを開始。単発での募集のため、子育て世代の住民も気軽に参加できるという。「ある時、紙で呼び掛けたら1人しか集まらなかったが、LINEで募集したら約40人も集まった。町内会の新たな活動スタイルが見えた瞬間だった」といい、次世代に期待を込める。
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