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保土ケ谷区 人物風土記

公開日:2025.03.06

保土ケ谷区子ども会育成連絡協議会の会長で、まちの子どもたちを見守る
大久保 節子さん
新井町在住

子どもの成長に立ち会う

 ○…今年設立66年目を迎える団体の6代目会長として約25人の会員をまとめる。団体が主催する今年の「新春子ども書初め展」には747点の書道作品が集まり、72点が表彰を受けた。「書初め展は53回も開催している恒例行事。歴史が続くのは学校関係者や地域の皆さんの協力があってのこと」と感謝を述べる。コロナ禍で中止になった団体設立60周年式典。「70周年は何かしらの形で祝いたい」と意欲を示す。

 ○…2歳から桜ケ丘で育ち、岩崎小、岩崎中を卒業した。子どもの頃の遊び場は県立保土ケ谷公園だったといい、「よく木登りをして遊んだ。当時から梅がきれいで、今年も梅まつりに行った」と地元愛を見せる。幼少期から変わらぬ景色がある一方で、現在までに保土ケ谷の街並みが「様変わりした」と話し、昔は畑が広がっていたという星川駅周辺が区役所の移転などを契機に、さまざまな店ができたことに驚きを隠せないとも。

 ○…結婚を契機に新井町に転居。長男が小学6年の時、PTAの地区活動委員として通学路のパトロールに取り組んだことが現在の活動の入口。子どもの見守り活動には27年前から毎朝欠かさずに参加している。「最初はあいさつを返してくれなかった子どもが『おはようございます』と元気良くあいさつしてくれた時に大きな達成感を感じる」とほほ笑む。

 ○…1987年に保土ケ谷区子ども会育成連絡協議会に入会。横浜市野島青少年研修センターで行うサマーキャンプなどの行事に携わり、多くの子どもの成長を見守ってきた。巣立った子どもたちが親となって活動を支えてくれることも。「意欲のある子育て世代も会の活動に参加しやすいよう、既存の仕組みを変えていかなければ」と責任感をにじませる。

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