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保土ケ谷区 人物風土記

公開日:2025.03.20

スポーツクラブ「メガロス横浜天王町」の支配人で、保土ケ谷消防署とのコラボ企画に携わる
上原 章吾さん
保土ケ谷区在住 41歳

悔いなく前向きに生きる

 ○…子どもたちがスポーツなどを通じて防災意識を高められるイベントを保土ケ谷消防署と共に企画。3月28日の開催に向けて準備を進める。子どもの病気やけがを未然に防ぐ方法などを記載した「救急車型マグネットステッカー」を同署と共に製作し、保土ケ谷区内の保育園や幼稚園に配る取り組みも実施。「地域のためにできること」を突き詰める。

 ○…3歳から大学4年生まで水泳に打ち込んだスポーツマン。大学卒業後に小学生の頃からの夢であった水泳インストラクターの道に進んだ。大学時代にタイムが2年間で0・01秒しか伸びなかったという挫折を経験したが、「朝から晩まで一生懸命練習したので後悔はない」ときっぱり。こうした経験をもとに、努力の過程が大切であることを子どもたちに伝えてきた。今は指導者を退いたが、区内の中学校で行われた職業講話では「何か一つでも良いので夢中になれることを見つけてください」と生徒に温かい言葉を贈り、情熱の火を灯し続ける。

 ○…人材育成など、支配人として任されている仕事は多い。「失敗しても良いので後悔なく全力でやろう」と社員やスタッフを鼓舞する。「地域の皆さまから『メガロス横浜天王町がなくなっては困る』と思っていただけるよう、お店が唯一無二の存在になれば」と妥協はない。顧客の健康を長期的に守るため、試行錯誤を積み重ねる。

 ○…「一期一会」がモットー。「お店も自分自身も人との出会いに支えられている」と語り、感謝の気持ちを忘れない。大学時代の監督から教わった「明日は明日の風が吹く」という言葉も重んじる。「こう見えて失敗を引きずる性格。『気持ちの切り替えをしろ』と自分に言い聞かせている」とほほ笑む。

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