保土ケ谷区 人物風土記
公開日：2025.07.17
７月１日付で保土ケ谷区歯科医師会の会長に就任した
嶺岸（みねぎし） 克彦さん
天王町在住 60歳
地域見つめ、歯と健康守る
○…これまで副会長として２期４年、前任の会長を支えてきた。また、災害関連事業や会計業務を担当し、会の運営面にも深く携わってきた。今後は、歴代の会長に引き継がれてきた「歯の健康を保つことで体の健康に結びつく」ということを広く区民に啓発する活動を継続していく。現在会員は１００人弱。会として非会員の入会を促進したい考えだ。
○…現在院長を務めるみねぎし歯科は、１９３２年に祖母が開院。２代目の父親から引き継ぎ３代目となる。小学生の頃は、学校が終わると校庭で缶けりなどを楽しむ少年だった。「公園で紙芝居を見たり、駄菓子屋に寄って帰るような毎日だった。中学生の頃まで周辺には映画館もあった」と懐古する。当時から祖母らに「あなたは歯医者になるのよ」と言い聞かされ、歯科医師の道に進んだのは「自然な流れだった」と一言。日本大学歯学部卒業後、他院で経験を積んだ。20年以上前から海外での歯科ボランティア活動を行っており、現在は神奈川海外ボランティア歯科医療団で理事を務める。
○…趣味はエンジョイゴルフ。高スコアを突き詰めるのではなく「楽しくプレー」がモットーだ。自宅近くのジムでの筋トレも日課の１つ。２人の息子の子育てがひと段落した今は、妻と２人で外食に出かけるのも心が休まるひとときだ。
○…「顔が見える関係性が重要」と話し、近隣区の歯科医師会のほか、区医師会や区薬剤師会などとの連携をさらに強固にしたい考えだ。進む少子高齢化に対して危機感を覚え、「今後、特に子どもや高齢者への歯科に関連する管理やサポートが重要になる」と話す。これからも、歯科医師として「区民にどのような貢献ができるか」を考える日々は続いていく。
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