保土ケ谷区 人物風土記
公開日:2025.07.31
保土ヶ谷宿松並木プロムナード水辺愛護会の会長を務めている
内藤 好夫さん
保土ケ谷町在住 88歳
今井川がつなぐ地域交流
○…瀬戸ケ谷町の松並木に面する今井川の美化活動の指揮を執る。年2回の河川清掃のほか、2004年に今井川が氾濫して浸水被害が出たことを契機に、地元の子どもたちと共に今井川の水質調査などを実施。「今井川には、ハゼ、アユ、メダカなどの生き物がたくさん泳いでいる」と少年のような笑顔を見せる。その一方で、「平気で川にごみを捨てる人がいて困る」と眉をひそめる。
○…岩崎小、岩崎中、桜丘高の出身。大学卒業後に商社に入社したが、安保闘争を目の当たりにしたことや学生時代に打ち込んだ柔道を活かそうと、神奈川県警に転職した。強盗殺人事件や暴力団による抗争事件の捜査に携わるなど、危険と隣り合わせだったという。同じ警察署に配属されていた巡査が殉職し、悲しみに暮れた経験もある。「胸が痛み、『悪を絶対に許さない』という正義感がより強くなったね」
○…保土ケ谷町自治会の会長も務めており、国道1号沿いにある自治会館分室を拠点としたにぎわいづくりを推進。毎週日曜日に開放し、住民の憩いの場となっている。書道の師範資格を持ち、書道教室を開いたことも。「60歳から始めたので、最初の10年間は毎日書いた。飲み会の後でも『継続は力なり』と考え、とにかく筆を持ち続けた」とお茶目に笑う。
○…自治会役員の高齢化は否めないが、祭りの準備を手伝ってくれる子育て世代の住民もおり、「力仕事も多いのでとても助かっている」と感謝の気持ちを示す。地元の小学生が今井川に鮭の稚魚を放流する取り組みをサポートするなど、川をきっかけとした交流は広がりを見せる。来年のこどもの日シーズンに、小学生が今井川に手作りの鯉のぼりを揚げるという計画があるといい、「楽しみだね」とほほ笑む。
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