保土ケ谷区 人物風土記
公開日:2025.08.07
保土ケ谷区更生保護女性会の会長を務めている
長尾 静子さん
新桜ケ丘在住 78歳
幸せ呼び込む優しい空間
○…非行防止や犯罪をした人の立ち直り支援に尽力する団体のリーダーになり3年目。金銭や人間関係などに悩み、生きづらさを抱える人に手を差し伸べる。昨年から団体の活動支援を目的とする法人協賛を募り、思いやりの輪が広がりを見せる。「皆さまの温かいご支援に感謝しています。会員同士でアイデアを出し合い、意味のある取り組みを進めてまいります」と意気込みを語る。
○…元教員。「当時はとにかく目の前のことに必死だった。もっと仕事を心から楽しめば良かったと後悔している」と振り返るが、「教員だったからこそできた地域のつながりもある」とほほ笑む。初音が丘小に勤めていた時の縁で面識があった自治会長の勧めで65歳で保護司になった。更女会で行う「社会を明るくする運動」では、民生委員や自治会、社会福祉協議会らと連携。ドキュメンタリー映画の上映会やおしゃべり会を企画し、地域交流の場をつくる。
○…更女会では、会員が手作りした「愛の鈴」を保土ケ谷区内の中学校を卒業する生徒にプレゼントする取り組みを2010年から実施。「親子2代にプレゼントできる日もそう遠くないかも」とにっこり。「優しい空間づくり」がモットー。手作りのバルーンアートを用いた啓発活動などきっかけに、更生保護の重要性を発信している。
○…趣味のボイストレーニングとコーラスが健康維持の秘訣。歌は心に安らぎを与え、地域活動への活力を生み出す原動力になっている。発表会の会場を確保する役目を担うなど、裏方の仕事にも徹する。「歌も更女会も一員として活動できることが幸せ。何事も感謝の気持ちを持って取り組みたい」―。今後も更生に励む人と地域社会の架け橋となり、人々の心のよりどころを担う。
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