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保土ケ谷区 人物風土記

公開日:2025.09.04

第79回国民スポーツ大会ソフトボール競技の神奈川県代表少年女子チームに選ばれた
佐々木 愛さん
横浜清風高校2年 17歳

技術力も人間力も高く

 ○…横浜清風高校からは唯一の選出。170cmの長身を活かし、低めのボールも遠くに打ち返すパワーを持つ。神奈川県代表は8月の関東ブロック大会で山梨県代表に惜敗し、全国大会に駒を進めることができなかったが、自身はタイムリーヒットを放つなどの活躍を見せた。「ライバルチームの選手と一緒にプレーできて楽しかった」と笑顔を見せる一方、「打球処理など守備の課題が見つかった」と気を引き締める。

 ○…きょうだいの影響で中学でソフトボールを始めた。部の雰囲気が良く、練習体験会で顧問が熱心に指導してくれたことが決め手となり、横浜清風に進学。中学時代は「ぽっちゃり体型」だったというが、厳しい練習を乗り越えて均整の取れた体を手にした。しかし、神奈川県代表で共にプレーした厚木王子高校などの選手と比較し、「自分は体づくりも人間力もまだまだ」といい、さらなる高みを目指す。

 ○…中学では投手だったが、走力やベースランニングの高い技術力を活かすべく高校で野手に転向。現在は三塁手兼捕手を務めている。金属バットよりも重い木製バットを使い、連続でボールを遠くに打ち返す練習を繰り返すなど長打力に磨きをかける。2年生になり「自分がチームを引っ張る」という責任感が芽生え、ごみ拾いなどの雑用を率先して行う。「最近は心に余裕ができ、それが良いプレーを引き出している」ときっぱり。

 ○…好きな食べ物はラーメン。「家系や味噌など、特に濃い味のラーメンが好きで体にしみわたる。ソフト部の仲間と一緒に食べると、よりおいしい」とほほ笑む。高校では皆勤賞を継続中。「勉強は苦手だけど大学に進学してソフトを続けたい。部活だけでなく学業も頑張らなくちゃ」

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