戻る

保土ケ谷区 人物風土記

公開日:2025.10.09

地域貢献などをテーマにした防災体験キャンプの舵取り役を務めた
吉田 裕紀さん
星川在住 52歳

行動力に長けた元気印

 ○…岩間町の放課後児童クラブ「Kids hug」が7月に保土ケ谷小で初めて行った「チャリティー防災体験キャンプ2025」の運営委員長として躍動。その利益を9月18日に保土ケ谷区社会福祉協議会の善意銀行に寄付した。「皆さんの防災意識を高めるとともに『子どもや地域のため』を理念にした防災体験キャンプ。来年は今年を超える完成度にしたい」と意気込みを語る。

 ○…星川小、岩崎中の卒業生。20代の頃、「独身のうちにやりたいことに挑戦」と思い立ち、スポーツインストラクターから旅館の仲居に転職して住み込みで働いた。その後、調理師免許を取得してイタリアンシェフに転身。その経験を活かし、曜日ごとにシェフと料理が変わるという珍しい形態の飲食店を天王町で2年間経営した。「周囲から『前例がない』と言われると余計にやりたくなる性格」と笑う。職人気質だったベテランシェフが接客の大切さに気付くなど、人に新たな価値観を与えられたことに喜びを感じたという。

 ○…現在はKids hugのほか、美容やフィットネスを組み合わせた整体院の代表を務めている。異業種にも果敢に挑戦する姿勢は、広告代理店の会社員を経てバーを開業した経験を持つ父親ゆずり。父親はリタイア後にオリジナルのジンを作るプロジェクトに携わるなど、高齢になっても活動的だという。「明るく前向きな父の背中を見て育った」

 ○…シングルマザーとして3児の子育てを経験。「ピンチを楽しむ」という姿勢を貫いてきた。「お金がない時でも生活を楽しむ方法を模索し、悲観的にならないようにした。今でも落ち込むのは48時間までと決めている。ポジティブな感情は周りに伝染するので」とほほ笑む。

    ピックアップ

    すべて見る

    意見広告・議会報告

    すべて見る

    保土ケ谷区 人物風土記の新着記事

    保土ケ谷区 人物風土記の記事を検索

    コラム

    コラム一覧

    求人特集

    • LINE
    • X
    • Facebook
    • youtube
    • RSS