保土ケ谷区 人物風土記
公開日:2025.11.13
川島第五町内会の会長などを務め、多世代交流を促す取り組みに携わる
野沢 澄夫さん
東川島町在住 69歳
子ども起点に地元愛育む
○…町内会長のほか、川島東部地区社会福祉協議会の事務局長を務めるなど多彩に活動。子どもたちがキャンプや工作を体験できる宿泊施設に勤務していた経験を活かし、子どもをきっかけに地域の輪が広がるイベントの企画に携わる。「子どもが笑えば大人も自然と笑顔になる。多世代のアイデアを尊重し、楽しいまちづくりを進めていきたい」と思いを語る。
○…西区出身。高校卒業後に神奈川県に入職し、職員用アパートがあった保土ケ谷区に引っ越した。青少年指導員になったことを契機に地域とのつながりが深まり、地元愛にあふれる住民に囲まれて自身もまちへの愛着が生まれたという。「仲間に恵まれ、紙ヒコーキ大会や竹細工・木工づくりなどの楽しい思い出を皆さんと共有できた」とにっこり。32年間、青少年指導員の役割を全うした。
○…川島東部地区青少年指導員連絡協議会によるキャンプは、2017年に116人が参加したほどの人気行事だったが、コロナ禍の影響で取り止めた。だが今年、同地区社協が新たな地域の担い手を発掘するセミナーを開催。事務局長として運営に携わり、中高生らと共に自己紹介ゲームなどをプレーしたり、大学生と連携してワークショップを開いた。「自分が一番やりたかったこと。若者が地域活動に興味を示す入り口になれば」と期待を込める。
○…同地区社協の広報紙は子育て世代の住民が主に制作している。「縁の下から地域を支えている方々への感謝の気持ちを忘れず、皆さんの活躍を周囲に発信するのが自分の役割」ときっぱり。川島第五町内会ではLINE公式アカウントを活用した情報共有が浸透。「これも多世代交流のきっかけとなっている」と手応えをつかむ。
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