保土ケ谷区 文化
公開日:2026.08.13
夕方チャイムを徹底調査 タウンニュース発行地域
横浜市民には馴染みが薄いが、日本全国の多くで実施されている、夕方になると街に響くチャイムやメロディー。タウンニュース社では、その実態を探ろうと、発行エリアである神奈川県内全域と、東京都八王子市、町田市、多摩市の36市町村にアンケート調査を行った(期間は5月20日〜29日)。
横浜市以外は「実施」
アンケートで夕方のチャイム・メロディーを「実施している」としたのは35自治体。うち、32件(91・4%)が「防災無線の動作確認(点検)」、21件(60%)が「児童・生徒の帰宅促し(見守り)」を目的としていた(複数回答)。
横浜市は災害時の情報伝達手段に防災無線ではなく「防災スピーカー」を設置しており、調査対象内で唯一「実施していない」自治体だった。一部地域で自治会などが独自に放送している例はあるという。
放送時刻の設定では、小田原市や厚木市などは季節に合わせて年に4段回切り替えている。また、鎌倉市のように「日没に合わせて設定」など自治体ごとに運用は異なっている。
最多は夕焼小焼
チャイム・メロディーに使われている楽曲は、各自治体の歴史やゆかりの人物に関係していたり、地域独自で工夫されていたりとさまざまだ。
最も多く使用されているのは、童謡『夕焼け小焼け(夕焼小焼)』。15の自治体が通年または季節限定曲として採用する。「『家に帰ろう』という歌詞があるため」(綾瀬市)など子どもの帰宅を促す内容が人気を集めた理由の一つのようだ。
選曲に、地域の歴史や特長が反映されているケースも多い。『夕焼け小焼け』を採用している八王子市と厚木市ではゆかりのある作詞家・中村雨紅の曲であることを理由として挙げる。
小田原市では、同市に居住していた北原白秋が作詞した『ゆりかごのうた』、三浦市では同市出身の作曲家・小村三千三の『歌の町』を採用している。中井町では町の誕生110周年を記念して制作されたテーマソング『里都(さと)まちのうた』、逗子市では「市制70周年」を記念して作られた『市歌』が流れるなどバリエーションは豊富だ。
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