鶴見区版 掲載号:2011年1月20日号
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鶴見川流域ネットワーキング(TRネット)代表 岸 由二さん 町田市在住 63歳

「流域の地図」を思い描いて

 ○…鶴見川流域ネットワーキングは、同河川流域で防災、環境、教育関連活動を進めるNPO法人だ。「それぞれの独立した組織が参加し、互いに支援しあうことで活動の幅が広がる。たとえば数人の団体が数百人を集めるイベントを行うこともできる」。代表としての活動を積極的にこなす傍ら、慶応大学で生態学の教鞭をとる学者でもある。

 ○…「町田で降った雨の約7割が鶴見川に流れ込みます。鶴見川は支流も含め、横浜、川崎など広範囲に及ぶ。だから流域全体で対策をとる必要があります」。建設省(現・国交省)が80年に全国で初めて行った鶴見川の総合治水は、河川や下水整備など従来型の氾濫対策以外に、保水のための緑保全などを含む。行政区分だけではなく、流域全体で取り組む総合的な対策だ。TRネットは市民サイドからそれを支援してきた。

 ○…鶴見区の鶴見川のそばで育ち、川をはじめ周辺の田や丘も遊び場だった。「子ども時代に床上浸水も経験した。水害は怖いけれど面白い川」。小学生の頃にはいくらでも釣れた魚が、高校生くらいになると公害で川が汚れ、ほとんどいなくなってしまったという。その経験が自然に関わる仕事についた動機だという。自身の家族が増えたことを機に町田の鶴見川源流付近に居を構えた。幼稚園の保護者たちと自然観察の会を立ち上げ、活動していく中で他の団体との交流もできた。それが現在の活動につながっている。

 ○…「行政の区分で言えば慶応大学の住所は”横浜市港北区日吉〜”となりますが、流域という視点で考えると”多摩三浦丘陵群、鶴見川流域、矢上川支流流域〜”となります」。そうした「流域の地図」をベースとした住所感覚を次世代に持ってもらうことが目標だ。「自分の暮らす流域について考えられる子どもを育てたい。流域で一体となって総合治水を進めている鶴見川はそのモデルケースになります」。
 

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