犬のいる不動産屋 看板”娘”はレディーちゃん
鶴見駅東口シークレイン1階にある関榮不動産(関隆昭社長)の前に時おり現れる大きなセントバーナード。成人ほどもあるその姿に、思わず足を止めてしまった経験がある人は多いのではないか。
正体は、関榮不動産の看板犬。名前はレディーちゃん。体重約75キロ、立ち上がった時の体長は約170センチもある5歳の女の子だ。店舗が休みとなる年末年始と夏季以外は毎日、飼い主である関社長の自宅から専用車に乗って出勤。その理由について、「家に置いておくのは心配で」と関社長は目尻をやや下げる。
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実は彼女、立派な「社員」として活躍中。彼女目当てに来店する人がそのまま物件の契約をするケースがいくつもあるのだという。「先日もレディーのおかげでマンションが1部屋売れた」と関浩昭店長。レディちゃんは大事な宣伝部長なのである。
もともとセントバーナードはスイスの救助犬で、雪山の遭難者の元に体を温めるためのブランデーを入れた樽を運んでいた犬種。
彼女は、おだやかな性格だが、警戒心も強く、かしこい。店内の奥に社員以外の人間が入るとほえることもあるという。「社員や家族を守る番犬でもあります」と関社長は言う。
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看板犬はレディーちゃんで2代目。先代もバーナードのメスだった。さらに関社長は現在3代目の購入を計画している。「でも、私の周りは全員反対なんだよね」と苦笑い。2頭の看板犬が街の注目を集める日は近いかもしれない。
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つるぎん27日に4月25日 |
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