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鶴見区 人物風土記

公開日:2014.04.17

ままっぷ作成に協力した子育て支援会議「KOMET」(コメット)の代表として活躍する
鈴木 ようこさん
区内在住 40歳

サポート役の活力ママ

 ○…子育て中のママが作る区内の情報地図『ままっぷ』の南版作成実行委員会で、代表を務めた。別の地区の地図を製作した同じ子育てママから、「市場なら鈴木さん」と依頼があった。「市場は今、新しいマンションが増え、町の変化が早い。地元の人たちからも作ろうという声があがっていたところだった」。昨年の春から作り始め約1年。「ままっぷを基に、アレンジして使ってもらえれば」。コミュニケーションツールとしての活用も望む。 

 ○…2006年、区役所の事業としてスタートしたコメット。2年前、ボランティア団体として再編成する際、代表に就任した。「あくまで活動を組み立てるサポート役」。役割をそう謙遜する。他地域のママから一目置かれる存在だが、活動の原点は子育ての壁にぶつかったから。「子どもを産んでみると、どこに行けばいいかわからなかった」。初めての体験に不安が募る日々。「子どもと一緒に行きたいと思える場所を作りたい」。自宅をサロンにして、ママ友だちを集めたり、そんな活動から始めた。

 ○…9才の長男と5才の長女、2人の母親。子育てに団体代表など、多忙を極める。現在は福祉施設の職員として職も持つが、「仕事が息抜き」と笑う。終わりがない子育てでは迷うことも多い。だから結果が見える仕事で息を抜く。「でもそれも、家では主人や子どもが、ボランティアでは地域が、職場では仲間が支えてくれるからできる」。感謝は忘れない。

 ○…マンション増加に合わせて子どもが増えている鶴見。「支援が足りない中、地域の人やママたちはがんばっている」。そんな中で運営する子育て支援団体。コメットのモットーは、できるときに、できるひとが、できることを――。「自分が動き回ることで、周りの活動が少しでも盛り上がればいい」。壁にぶつかったからこそ、広げられた支援の輪。屋台骨を支え、これからも手を差し伸べていく。

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