区内主婦らによるハンドメードグループ「オレンジペコ」の代表を務める 本多 和子さん 下末吉在住 44歳
創作と出会いの糸紡ぐ
○…区内在住の主婦らとともに、手作りの小物や雑貨を作り続けている。代表を務めるハンドメードグループ「オレンジペコ」は、現在10作家が所属。育児サークルの仲間同士、手作り好きが高じて、グループが立ち上がった。自宅の駐車場から始まった手作り市は、2010年に第1回を開催して以降、年数回実施しており、14日のマンション展示場での開催で7回目となった。「こういうのが欲しかったと言ってもらえるのが励み。自分の作品のリピーターに会えることもあり、そんな時は特にうれしいですね」
○…生まれも育ちも鶴見。ハンドメードには、小学2年生ですでに目覚めていた。当時初めて作ったのはポシェット。母親から針や糸を借りて作ったという。以来趣味として長年続けてきた。手作り市ではバッグなどの布小物を販売するほか、日常の生活用品も「作れるものは作っちゃう」。「ハンドメードの魅力は、世界に一つしかないということや、あたたかみがあることだと思う」
○…裁縫だけでなく、お菓子作りなど料理も好きで、自分の手で何かを作ることが楽しみだ。家庭では中学生と小学生の二人の娘を持つ母親。子どもたちが幼かった頃は、寝かしつけた後に布の裁断を始めるなど、育児や家事を両立しながら創作活動を続けてきた。「家族は今の活動を応援してくれている。続けていくためには家族の理解や協力は不可欠ですね」
○…作り手としてこだわりがある。「自分が満足して人にも喜んでもらえる作品を作りたい。楽しみに来てくれる人々の声に応えようと、メンバーもそれぞれ努力を続けてきた」。プロ意識にも似た決意をのぞかせる。オレンジペコを始めたことで、たくさんの人との出会いも得た。「同じ趣味同士の母親が集まって、人の輪が広がった。手作り市に来てくれた人にとっても、コミュニティの場になってくれたらうれしい」
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