鶴見小学校(益田正子校長)で7月23日、災害図上訓練(DIG)が行われ、教職員や保護者、地域住民ら65人が災害時の学校周辺の状況などを学んだ。
DIGは、災害想像ゲームと呼ばれ、地図上に被害想定などを書き込みながら、実際に起こった場合の避難方法など、災害時の行動を学ぶもの。
訓練は、9月に同校が実施している防災授業の中で、今年度からDIGを導入することを受け、教職員の事前研修として企画された。
ほとんど浸水
当日は、講演など災害教育を推進する市民団体「かながわ311ネットワーク」から講師を招へい。6人〜8人ほどのグループにわかれ、DIGを実践した。
地震や津波、大雨による浸水など、各種ハザードマップを見ながら被害想定を地図に落とし込み、医療機関や近隣の地域防災拠点の場所なども確認。鶴見小学校の周辺がほとんど浸水することを知ると、「地震よりも水害が怖い」といった声が上がった。
災害ごとの地域の被害状況を確認後に行われた意見交換では、「どこに避難するべきか」「備蓄も水没するのでは」などという意見が聞かれた。
また、「行政は万能ではない」という政府の中央防災会議のメッセージも紹介され、参加者たちは自分たちで防災を考えることの重要性も学んだ。
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