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鶴見区 人物風土記

公開日:2020.10.15

障がい者などに幅広くヨガを広める
紙谷 由起子さん
豊岡町在住 44歳

心も体も、ヨガで元気に

 ○…車いすや知的障がい者など、幅広い人にヨガの魅力を伝える。コロナ禍では、オンラインレッスンや青空ヨガを始めるなど、工夫して継続。「自分が満たされていれば、人にも優しくできる。心に余裕を持つ一つの方法として、ヨガは力になってくれるはず」

 ○…大阪出身。夫の転勤で鶴見に来て20年弱。上の子が5歳の頃に、ヨガに出会った。子どもを叱ってしまうことも多かった当時。子どもと一緒にいけるヨガに通ってみると気持ちに余裕が出て、以前よりも育児を楽しめるようになった。「余裕ができると、自分を俯瞰して見れるようになって」。魅力にはまり、インストラクターの資格を取得。「気が付けば、人前で話すことが苦手だったことも忘れていた」。縁あって区内の地区センターで講座を持って以来、デイサービスや障がい者施設などからも声がかかるようになり、いまでは区内外で多岐にわたり活動。「困っている人を見ると、放っておけない」と依頼はほぼ全て受けている。「ヨガにはつながるという意味がある。本当に良いご縁をもらってありがたい」

 ○…夫と子ども3人の5人暮らし。ガーデニングや本など多趣味で、特に料理は親子向けの料理講座も開くほど。「やりたいことはいっぱいあるけど、時間が足りない」と苦笑する。

 ○…障がい者や子ども向けにヨガを教えるなかで伝えているのは、みんな違っていいということ。「感じるのは自己肯定感の低さ。当たり前のことだけど、伝えることで気持ちの面でも元気になってもらえたら」。今後は不登校や発達障がいの子どもたち向けの講座も考えている。「誰もが自由に楽しめる環境を作りたい」。ヨガをやりたい人の壁をなくすため奔走する。

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