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公開日:2021.03.18

矢向江ヶ崎町
高齢者世帯へLED
イケアが700個寄贈

  • 右から黒川会長、渡邊会長、野山さん、森健二鶴見区長

 矢向地区連合町内会(渡邊浩会長)と江ヶ崎町内会(黒川治宣会長)に3月8日、家具量販店のIKEA(イケア)港北=都筑区=からLED電球700個が寄贈された。両会長は「省エネ、転倒リスク削減に加え、高齢者世帯の見守り活動実施ツールとしても活用できる」と喜ぶ。



 横浜市とイケア・ジャパン(株)は2015年、環境と調和した持続可能な社会を目指していくことを目的に連携協定を締結。イケアはこれまで約1万500個のLED電球を横浜市に提供している。



 今回の寄贈は、イケア港北から鶴見区へ申し出があり実現。災害時の安否確認の取組など、日頃から孤立させない地域作りに向けて見守り活動を行っている矢向・江ヶ崎地区で、見守り活動を兼ねて行われることとなった。鶴見区での実施は初めて。



見守り活動にも



 LED電球は一般照明と比べ、排出される二酸化炭素の削減につながるほか、長寿命の特徴から電球交換による転倒リスクを減らし、高齢者世帯などの安心・安全につなげることができる。



 矢向・江ヶ崎地区では、高齢者世帯や災害時要援護者へ優先的に案内し、希望した世帯に町内会役員や民生委員などが協力して取り付け作業を行う。各世帯を回ることで、見守り活動も兼ねる。「コロナ禍での訪問は気を遣う部分もある。できるだけ見知った人達が訪問できるといい」と両会長は話す。



持続可能な社会へ



 贈呈式は区役所で行われ、イケア港北のマーケットマネジャー野山和美さんから両会長へLEDが手渡された。



 野山さんは「地域の方々に近い存在でありたい。持続可能な社会に向けて、皆で力を合わせて行動していくことが大切」と話した。



 渡邊会長は「安全・安心で住みやすい町作りのために使わせてもらいたい」とし、黒川会長は「支え合う、助け合う町という理念に沿った活動のため、有効活用させて頂きたい」と笑顔を見せた。

 

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