ボランティア団体「はぐみー」の代表を務める 笹方 未祐花(みゅうか)さん 汐入町在住 19歳
違い認め合える社会に
○…子どもの学習室や居場所づくりイベントを企画するボランティア団体「はぐみー」。昨年秋に立ち上げたものの、コロナ禍で思うように活動ができていない。30日に企画するイベントは「実現させたい」と力を込める。伝手のなかった社協に直談判し場所を借りるなど、奔走してきた。「相談に行く前は緊張したが、快く協力してくれて。やりたいことはどんどんやらないと時間はすぐ過ぎちゃうから」
○…汐入町で生まれ育った。学校に通いながら、障がいのあるなしでクラスが分かれていることに疑問を持った。「関わり辛いと避けている場面も見た。分けることで偏見が生まれてしまうんじゃないか」。特別支援について学びたいと、高校卒業後、専門学部がある千葉の大学を選び、特待生として入学。学ぶ中で、子どもの居場所にも興味を持った。「自分が通っていた習字教室や塾の居心地が良くて。学校と家以外にも相談できる居場所があるといいなって」。友人の声掛けもあり、かねてから作りたいと思っていた団体を立ち上げ、思いを形にし始めている途中だ。
○…趣味は手芸やアクセサリー作り。成人式の髪飾りを自分で制作し、前撮りをした。昨年一年間はコロナ禍でほぼオンライン授業。今年からやっと週4ほどで通学するように。片道2時間半の距離だが、「大学生って感じがやっとしている」と笑顔を見せる。
○…「障がいがあってもなくてもみんな一緒だと思える社会になればいい」。イベントでは様々な立場の子どもたちが居心地良さを感じる場を提供していくつもりだ。今後は定期開催や他地域にも活動を広げることが目標。「人はみんな違うしそれを認め合えたら」。思い描く社会実現のため、まっすぐに進む。
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