矢向地区連合町内会や社会福祉協議会などの会長を務め、地域のため奔走する 渡邊 浩さん 矢向在住 73歳
見守り、見守られる町に
○…矢向地区でのクイズラリーや、クリーンキャンペーンなど、地域のために新しいイベントを企画する。2年前に地区連合町内会の会長となり、すぐコロナ禍になった。活動が難しい中、大切にしてきたのは、三国志・諸葛孔明の「座して待つよりは、出て活路を見出さん」という言葉。「できないから何もやらないのは楽かもしれないが、何かやれることを考えていかないと」
○…3歳の頃、千葉から矢向に引っ越した。矢向小出身。旅行が好きで高校の時から、リュックサックを背負って全国を回った。「事前のスケジュールを立てるのが好きでね。日本は全県制覇したよ」。好きが転じ、旅行会社へ就職。添乗員として働き、気付けば40年近く。定年し、家の近くがすぐ会館だったこともあり、青少年指導員や保健活動推進員など、幅広く地域活動に取り組んできた。「71年住んだ矢向。みんなで助け合っていかないと。動き回るのは好きだし、自分ができる範囲で力になれればと思ってね」
○…趣味はカラオケと畑。自宅の裏に土地を借りて、キャベツやトマトなど野菜を栽培。「上手くいかないことも多いよ。買った方が安いんじゃないかと言われたりもするしね」と笑うが、思い通りにならない中で試行錯誤を楽しむ。
○…要援護者の見守りにも積極的に取り組み、支援者募集などに力を入れる。目指すのは「向こう三軒両隣の住民同士の見守り、見守られる関係づくり」。そのための取組には、学校も積極的に巻き込んでいきたい。「色々な経験をしてほしいし、子どもたちもお年寄りも互いに挨拶をすればそれだけで町が良くなる。ちょっとしたことの積み重ねが大事」。描く夢を実現するため、苦労いとわず活動を続ける。
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