横浜市鶴見区社会福祉協議会の事務局長に就任した 高橋 博之さん 鶴見中央在勤 53歳
人とのつながり、肌で感じ
○…「人情味があふれる感じ」。地域福祉のため、様々な活動を行う鶴見区社会福祉協議会の事務局長に就任し、区内の印象をそう話す。「この前は潮田神社のお祭りに伺って、改めて下町感が強いまちだと感じた。これからが楽しみ。鶴見のことをどんどん知っていきたい」と笑顔で語る。
○…宮崎県出身。大学で上京。生命保険会社に就職し、個人宅に営業する中で高齢者がよく対応してくれた。「話し相手が欲しいのかなと感じることが多く、人と接する機会が少なくなっているように漠然と感じていた」。転職し、横浜市社会福祉協議会で働き28年。ケアマネジャーや施設福祉課長、様々な職を経験した。中でも印象に残っているのは南区社協時代に行われた地域の清掃活動。地区社協や行政などが協力した企画に住民200人近くが参加し「何かあればこれだけの人が動けるまちなんだ」。地域から学んだ。「都市や防災計画などあるが、どれも人とのつながりがなければ実現できない」と、その大切さを肌で感じてきた。
○…趣味はもっぱら野球で、息子2人も少年時代から野球漬け。自身は地元川崎市内の子ども会野球部でお父さんコーチとして9年間活躍。教え子や息子たちとともに野球を目一杯楽しんできた。次男が大学に入学し、「今では野球ロスになっちゃって」と笑う。息子が2人ともベイスターズファンで自分もハマり、3人で観戦もよく行くという。
○…「あくまで主役は地域の人」。住民の意思をどう反映できるかを常に考えてきた。「支援する立場でもあるが、地域の人に支援されている感覚もあり、一緒にという言葉がしっくりくる。誰もが安心して暮らせるまちをみんなで作っていきたい」と意気込んだ。
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