鶴見銀座商店街のイベントに携わった学生団体「ユニゲート」の代表を務める 高野 優乃さん 川崎市在住 19歳
地域と学生の懸け橋に
○…「地域と繋がる学生集団」をモットーに、主に鶴見区内で活動する大学生有志の団体「ユニゲート」の代表を務める。「大学生と関わりたい地域」と「活動したい大学生」をマッチングし、大学生同士の交流を生み出すことで継続的に地域に入る学生を増やす環境づくりを目指して活動。今年は鶴見区内に留まらず、横浜市各地のイベントに関わるなどその幅を広げる。「地域と学生の距離があると常々感じていたので、繋げる役割を私たちが担えれば」と意気込みを語る。
○…市立東高校出身で、サステイナブル研究部に所属していた。1年生の時、授業で日本の食料自給率を調べる中で国内の各地域の課題に関心を持った。そして、都道府県の枠を超えて自分の関心を持った高校に通える「地域みらい留学」という制度を知り、2年生の1年間を宮崎県の高校で過ごすことを決意。「担任の先生には『前代未聞』と驚かれましたが、快く背中を押してくれました」と笑顔で振り返る。留学先では毎日往復15Kmの道のりを自転車で田園風景を眺めながら通学。観光資源の創出をテーマに、焼酎かすを使った入浴剤づくりなどに取り組んだ。
○…将来の夢や仕事を探す中で農業や林野業などに携わる大学OBを訪ね歩き、最近はマキ割りを覚えたという。年内に愛媛県や山形県を訪れる予定で「今度はチェンソーなども使ってみたいですし、ゆくゆくは国内の全自治体を訪問してみたい」と笑顔で話す。
○…鶴見銀座商店街のイベントでは東高校の生徒と活動した。「後輩と一緒に活動できてとても良かった」とし、「改めて地元に根付いた東高校の強さも感じたので、また一緒に地域と繋がる活動ができたら」とまっすぐな瞳で語った。