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公開日:2025.07.10
鶴見消防署
熱中症に注意呼びかけ
猛暑で搬送数が急増
7月に入って全国で猛暑日が増えることが予想される中、鶴見区内でも熱中症患者の搬送が増えている。鶴見消防署では「年齢を問わず、こまめな水分補給やエアコンの適切な利用を」と呼び掛けている。
熱中症患者の搬送は、毎年5月頃から7月にかけて急増する。横浜では6月17日に気温34・3度を記録し、直近3日間の最高気温から約10度も急上昇したことで、その日を境に搬送件数が急激に増加した。鶴見署の署員は「急激な気温上昇で身体が暑さになれていないことで体調を崩したり、エアコンの利用を躊躇ってしまった部分もあるのでは」と患者数の急増を分析する。
同署の統計によると、5月から9月の区内の熱中症による救急搬送数は2023年が84件、24年は109件。今年は6月末時点で21件だが、昨年同期比で7人増となっている。搬送に至らなくても、熱中症の症状の吐き気などを訴える通報も増えているという。
また、搬送患者の傾向として、これまでは65歳以上の高齢者が多かったが、近年は若年層も増加している。同署では、外出中の自身の体調管理はもちろん、特に子ども連れの場合はその様子に注意し、のどが渇く前のこまめな水分補給を呼びかけている。
7、8月にピーク
熱中症患者の搬送は7月から8月にかけてピークを迎える。同署は屋外だけでなく、屋内での体調悪化にも警鐘を鳴らす。「自宅ではエアコンを適切に利用し、室温が28度を超えないようにしてください。睡眠時間を十分にとるなど、健康的な生活習慣も予防に効果的です」と話す。
「体調に異変を感じたら、救急相談センター(#7119)または045・232・7119に連絡することで医師や看護師に相談できます。命に関わることもありますので、必要と感じたら躊躇せず、119番通報をしてください」と呼び掛けている。
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