鶴見区 人物風土記
公開日:2025.07.24
税の絵はがきコンクールを実施する鶴見法人会女性部会で部会長を務める
関口 京子さん
菅沢町在住 68歳
人への感謝を大切に
○…児童の税の理解促進を目的とする「税に関する絵はがきコンクール」を主催する鶴見法人会女性部会の部会長を務める。「昨年度は鶴見の児童の作品が、東京・神奈川・千葉・山梨の1都3県で最優秀賞となる東京国税局長賞に選ばれた。子どもたちが税の大切さを知り、そして大人も含めた啓発に役立ってくれれば」と話す。
○…女性部会の部会長を務めて5年目。同法人会の加盟企業の中で約50社の経営者や経営者の妻らが所属する同部会。絵はがきコンクールのほか、堅くなりがちな研修会では茶話会形式を取り入れて和やかな雰囲気を大切にするなど、随所に細やかな配慮が見える。「私は会長の器ではないが、幸いなことに会員、役員の皆さんが本当に協力的で。全ては皆さんのおかげです」と遠慮がちにほほ笑む。
○…菅沢町で3代続く釣り船「隠居屋」を営む夫を支える。鶴見川から東京湾に船を出し、「今はマダコが旬ね。昔は月に2日しか休みが取れないくらい忙しかった」と懐かしむ。ユニークな屋号は先代が名付けたもので、「本家から隠居に出た家という意味で、昔から言われていたと聞いています。鶴見に来て、夫で19代目になります」
○…女性部会では会長を務める前から副会長や役員を長年歴任。「経営者たちが異業種や同年代の横のつながりを持てることが法人会の良さですが、女性部会では経営者やその妻たちならではの悩みを共有できることがありがたい。共感しあえる場なんです」と語る。「若い頃は自分のことばかり考えて行動していたが、部会での活動を通じて改めて自分一人では何もできない、皆の協力があればこそと学ばせてもらった。何事も感謝の心が大切ですね」とやわらかな笑顔で語った。
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