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鶴見区 人物風土記

公開日:2025.07.31

ゴスペルシンガーとして横浜を中心にライブを行い活躍する
荒川 志保さん
馬場在住 38歳

鶴見から世界に歌声を

 ○…幼い頃から教会のゴスペルクワイア(聖歌隊)に所属し、「教会で生まれ育ったようなものです」と笑う。ゴスペルはリズムに乗って足をふみ鳴らしたり手拍子などを交え、明るく前向きな歌詞の多い教会音楽。「歌っていると自分自身が元気になれる。歌詞の思いを多くの人に届けられるようにと、毎回気持ちを込めて歌っています」とはつらつとした笑顔で語る。

 ○…上寺尾小、寺尾中、東高校出身で今も馬場在住の鶴見一筋。ゴスペルを本格的に始めたのは、母親のゴスペル教室「YCCゴスペル・ラヴァーズ」に通い始めたのがきっかけ。小学校の卒業文集では「ゴスペルでみんなを導く」と記すほど夢中になった。そして、中学生時代に転機が。幼少期からゴスペルだけでなくスポーツも好きで、ミニバスケットに打ち込んでいた。しかし、先天性の心臓の病気の影響で中学時代に体育の授業で倒れ、救急車で運ばれるアクシデントが。「それがきっかけで、改めて歌一本で生きていくと決めた」

 ○…高校時代には初めてソロで歌う機会があり、ゴスペル伝道者として著名なギャリソン・デイビス氏から歌声を褒められ、自信を深めた。そして20歳からは教室で講師役も務め、後進の育成にも励んでいる。

 ○…2019年、ゴスペルの本場アメリカ・シカゴで行われたフェスを観て、その熱気に圧倒された。「私もいつかその舞台に」と願ったが、同地に縁のある人しか出場できず、伝手を頼って現地の教会で歌声を披露する場を得た。しかし、コロナ禍の影響で白紙となり、悔しい思いも味わった。「ライブや講師活動で実力を磨き、いつかあの場へ。『鶴見から世界に』を目標に、多くの人に歌声を届けたい」

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