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鶴見区 人物風土記

公開日:2025.08.07

鶴見消防団第九分団の分団長を務める
坂西 宏美さん
矢向在住 64歳

想定外を生まない訓練を

 ○…矢向や江ヶ崎町を担当する鶴見消防団第九分団で分団長を務め、現在の鶴見消防団で唯一の女性分団長として団員たちと汗を流す。消防団に所属して23年。出会いは日枝神社の例大祭で警備を担当していた当時の消防団員に声を掛けたことがきっかけ。「学校の役員で仲の良かった人と一緒に消防団の話を聞いて、面白そうだなと思って勢いで入りました」と振り返り、「やめようと思った時もあったけれど結局続けちゃいましたね」とほほ笑む。

 ○…鎌倉市の大船出身。結婚を機に鶴見に移り住み、「生まれ故郷よりも長く住んでいて、2つ目の故郷ができました」と笑う。「実家から矢向に戻ると、鶴見って綺麗だなっていつも思います」とほほ笑む。

 ○…消防団では2年に一度、区内での操法技術訓練会が行われる。初めて出場した時に「想定外の準優勝」を勝ち取ったことが思い出。「喜ぶはずだったんですけど、悔しさや訓練がきつかったこともあって涙が出ちゃいました」と苦笑する。分団長は昨年4月から務め、「最初はプレッシャーで潰されそうになることも。書類が多くて締切もギリギリでバタバタしてました」と笑う。

 ○…子どもが大きくなり、時間に余裕が生まれてから挑戦したのが英会話。「英語ペラペラなおばちゃんってカッコいいかなって」。学生時代に好きだった英語を再度学び、仕事先で外国人と話すのが今の楽しみなのだとか。分団長になってからは団員を増やそうと、地元の知人や出会った人に積極的に声を掛ける。「消防団は忙しいと思われがちなので、自分のペースで参加できることを知ってもらいたい。そして何より、地域の安全を守るため、これからも皆で訓練を重ねていきたい」と熱く語った。

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